こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は「地面反力」を使ったゴルフスイングを説明をします。
地面反力とは、ダウンスイングで地面を踏み込んたときに、地面から跳ね返ってくる力を利用して飛距離を出すテクニックのことをいいます。
ポイントは、ダウンスイングで自分の体重を地面に押し付けることです。
これにより自分の筋力以上のパワーをボールへ伝えて飛距離に換えることができるのです。
地面を踏み込むことによって生じる反発力を使って飛距離アップに挑戦しましょう。
今回の目次は3つです。
【記事の目次】
① こうすれば地面反力を使ってバックスイングできる!
② ダウンスイングでダウンスイングで地面反発を体感する!
③ 地面地面地面反発を使ったインパクトを覚える!
この3項目でコラムをお届けします。
ではご覧ください。
結論、地面反力を体感するためには、重心を下げましょう。
飛ばし屋と言われているプロゴルファーの多くが、体を沈み込ませながらダウンスイングをしています。
T・ウッズ、B・デシャンボー、D・ジョンソン、J・トーマスもそうです。
さらに体を沈ませた後、インパクト直前に地面を蹴るようにして地面からの反発力を使いヘッドスピードを上げているのです。
そして、彼らのスイングを見てみると、ダウンスイングからインパクトにかけて沈む動作をしているのではなく、
バックスイングから少しずつ体が沈み込む動きをしています。
つまりバックスイングをしながらトップポジションまで少しずつ沈み込んでスイングをしているのです。
そこで気を付けたいポイントがあります。
それは、体は沈むものの、前傾角度はキープしたままでバックスイングをすることです。
前傾角度をキープさせながら、胸を下へ向けるイメージでバックスウイングをしましょう。
ダウンスイングで地面反発を体感するためのポイントは2つです。
①骨盤の回転からダウンスイングをすること
トップポジションでの手・腕・肩の位置をキープしたままで骨盤を左へ回転させるのです。
②左肩・左腰を下げながら骨盤を回転させる
そのためにはダウンスイングで左足かかとへ加重をさせながら骨盤を回転させましょう。
■合わせて読んでほしい記事⇒
【前傾角度を安定させることがショット安定の近道です!】
https://oncole.jp/column/detail.php?id=4734
インパクトでの動作はとてもスピードが速いのでドリル(準備動作)を踏まえた練習が効果的です。
具体的は右手にボールを持ち左足を踏み込みながら、右手に持ったゴルフボールを地面に向けて投げてみてください。
ポイントは左肩が開かないようにしてボールを投げることです。
踏み込んだら左脚で地面を押す(蹴る)ようにしてボールを斜め下に向かって投げます。
そうすると地面を足で踏んだ反発力と、それを使いながら右腕がリリースされスピードが加速されることを体感できるはずです。
このドリルを数回行ったあと、次にボールを地面に投げるイメージで打球をします。
これにより地面反発を体感することができ、それを使ったスイングが身に付くようになります。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
バックスイングを直すと、一時的にボールが上手く当たらなくなります。
当たらなくなると、ファーム改善に対して「焦り」「不安」になったりすることがあります。
たしかに、ボールがイメージ通り打てなくなると元のスイングに戻したくなる気持ち、とても分かります。
しかし、短期的な結果を気にするのではなく、長期的に正しいフォーム作りを身に付けて3ヶ月先、1年先のゴルフスイングを見据えて練習してほしいです。
そんなこともあり、挫折しながらもコツコツフォーム作りをしてゴルフ上達を目指してほしいと、プロゴルファーとして思います。
今回は以上です。
Have a nice golf!