レッスンコラム

常に90切りができるアイアンの打ち方【練習方法も解説】

宮下 芳雄

こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は「アイアンの打ち方」をテーマに記事を書きました。

具体的には、アイアンの基本、テクニック、練習方法、アイアンの選び方などアマチュアゴルファーさんのお悩みをすべて解決できる内容になっています。
お忙しい方は、興味がある項目だけ読んでみて下さいね。
ではスタートです。


【本記事の目次】
■アイアンの基本基礎
1-1. アドレス(構え方)
1-2. ボールの位置とフェースの向き
1-3. スイング軌道と腕の振り方
1-4. 打球の方向性を決める肩、骨盤回転の重要性

■アイアンの飛距離を安定させるテクニック
2-1. 打ち出し角度を整えて飛距離を調整する方法
2-2. バックスピンをかけてグリーン上で止める方法
2-3. ランを使って飛距離を稼ぐ方法

■アイアンのショットの球筋の種類と打ち方
3-1. フェードボールとドローボールの打ち分け方
3-2. 高い弾道と低い弾道の打ち分け方

■アイアンの練習方法と上達のコツ
4-1. ショートアイアンから練習すると上手くなる
4-2. ゴルフ体操をしてアイアンが上手くなる方法
4-3. プロゴルファーのレッスンを受けてアイアンを上達させるコツ

■アイアンの選び方とクラブのセッティング
5-1. アイアンの種類と特徴
5-2. シャフトの硬さと重さの選び方
5-3. オススメのアイアンの番手選び

■アイアンの基本基礎

1-1. アドレス(構え方)
まずスタンス(足幅)は肩幅程度に開きましょう。
膝は少し曲げて、上半身は骨盤から前傾をさせます。
クラブを握る手の位置は体から自分の拳1つ、あるいは1つ半程度離して下さい。
くわえて体重配分は左右均等、土踏まずに重心をかけて構えましょう。

1-2. ボールの位置とフェースの向き
次はボール位置とフェースの向きについて説明します。
結論を言ってしまうとボールの位置はアイアンの番手よって変わってきます。
具体的に7番アイアンは、スタンスの真ん中にボールを置きましょう。
そして7番アイアンより長い番手の6番、5番アイアンは真ん中より左へ置いてください。
さらに8番、9番、PWなどは真ん中より右へボールを置くのが基本です。
その理由は番手によりボールの位置を変えると方向性が安定したり弾道の高さを整えることができるからです。
フェースの向きについては、基本的に目標線に対して直角にするのが正解です。
ただし右へのミスが多い人は、わざとフェースの向きを真っ直ぐでなく左へ向けると方向が安定したりします。
ゴルファー個々の癖によりフェースの向きをあえて真っ直ぐにしない方法も試してみて下さい。

1-3. スイング軌道と腕の振り方
アイアンショットを安定させるには正しいスイング軌道と腕の振り方がとても重要です。
ちなみに正しいスイング軌道とは、インサイドイン軌道です。
具体的にインサイドイン軌道とは、バックスイングでクラブヘッド目標線より少しだけ内側に上がり、ダウンスイングで同じ軌道を描いて少しだけ内側から降りてくるような弧を描く軌道のことです。
そしてゴルファー個々にイメージしている球筋(ドローボール、フェードボールなど)が違うので自分に合ったスイング軌道を見つけることも大切です。
例えばドローボールをイメージしているゴルファーはインサイドアウト軌道に振るとイメージする球筋が出やすくなります。
フェードボールはその逆の軌道で振ると良いですね。

1-4. 打球の方向性を決める肩、骨盤回転の重要性
ずばり言ってしまうとアイアンを正しく打つには肩、骨盤の回転を意識することが大切です。
その理由は、回転が不足してしまうと手打ちスイングになり、結果としてミスショットが多くなるからです。
肩、骨盤の回転を意識することでスイング軌道を安定できて打球の方向性を整えることができます。

■アイアンの飛距離を安定させるテクニック

2-1. 打ち出し角度を整えて飛距離を調整する方法
アイアンの飛距離を安定させるポイントの一つとして打ち出し角度があります。
具体的に言うとアイアンの各番手ごとに理想的な打ち出し角度に違いがあります。
少し掘り下げて説明をすると元々ボールが上がりやすいショートアイアンで打ち出し角度が理想より高くなるとボールが飛ばなくなります。
反対にボールが上がりにくいロングアイアンを低く打ち過ぎると飛距離が出にくくなります。
そんなこともありアイアンで安定した飛距離を出すためには打ち出し角度を安定させることがとても重要なのです。
ちなみに打ち出し角度を安定させるには「ボールの位置」「クラブの入射角度」「ハンドファーストの度合い」などを整える必要があります。

2-2. バックスピンをかけてグリーン上で止める方法
アイアンでグリーンに当たる場合、ボールを止めるためにはバックスピンを利用することが有効です。
ボールにスピンをかけるためには、クラブを鋭角に打ち込んだりアウトサイドイン軌道でスイングすることが大切です。
さらにスピン系のボールを使用することも重要です。
少し難しいテクニックではありますが、ぜひ挑戦してみてください。


2-3. ランを使って飛距離を稼ぐ方法
アイアンで飛距離を稼ぐにはキャリーで飛ばすだけでなく、打球が地面に落ちてからランで飛距離を稼ぐこともできます。
具体的には、河川敷にあるゴルフ場やコース内に起伏が少なかったりバンカーや池などのハザードが少ないゴルフ場ではスコアアップにつなげることができます。

■アイアンのショットの球筋の種類と打ち方

3-1. フェードボールとドローボールの打ち分け方
ちなみにフェードボールとは、左から右に曲がる球筋のことを言います。
反対にドローボールは右から左に曲がるボールのことです。
具体的にフェードボールを打つには、クラブフェースの向きに対してスイング軌道をアウトサイドイン軌道にする必要があります。
そしてドローを打つにはクラブフェースの向きに対してインサイドアウト軌道でスイングをしましょう。
※もっと詳しく知りたい方はコチラの記事を参考にして下さい↓
https://oncole.jp/column/detail.php?id=7155

3-2. 高い弾道と低い弾道の打ち分け方
ずばり言ってしまうとボールの高さを変えには「ボールの位置」「構え方」が大切です。
具体的に高い弾道を打つには通常のボールの位置より、自分からみてボール1つ分左へボールを置きましょう。
さらにグリップエンドがお臍、あるいはお臍の少し左を指すように構えることも大切です。
反対に低いボールを打つにはボールの位置をいつもより右へ置きましょう。
くわえていつもより強くハンドファーストに構えることにより低い弾道が打ちやすくなります。
シンプルに「ボールの位置」「構え方」でボールの弾道を打ち分けに挑戦してみて下さい。

■アイアンの練習方法と上達のコツ

4-1. ショートアイアンから練習すると上手くなる
結論を言ってしまうとショートアイアンから練習を始めましょう。
その理由は3つです。

・ショートアイアンはクラブの長さが短くて振りやすい
・ボールが上がりやすいので、すくい打ちになりにくい
・ボールが右へ飛びにくいので安心して練習できる

そんなこともありアイアンを練習するには、まずショートアイアンから練習することがオススメです。

4-2. ゴルフ体操をしてアイアンが上手くなる方法
アイアンを上手く打つには体幹や柔軟性を高めてスイングをすることが大切です。
なぜなら体幹が強くなるとスイング軸が安定してボールが当たるようになるからです。
柔軟性が高まると肩がしっかり回転できるようになったり骨盤を回しやすくなり飛距離アップ効果があります。
そんなこともあり普段から体幹のトレーニングをしたり肩甲骨や股関節のストレッチをすると、スイングがしやすくなり結果として安定したアイアンショットが打てるようになります。

4-3. プロゴルファーのレッスンを受けてアイアンを上達させるコツ
ずばり言ってしまうとプロゴルファーのレッスンを受けましょう。
その理由は、アイアンの基本基礎やゴルフ経験者向けのスイングテクニックなどを効率よく学ことができるからです。
少し掘り下げて説明をすると構え方やクラブの振り方、スイングの診断、自分に合った練習方法などを習得することができます。
独学では気づけなかったスイングの悪い癖や問題点をプロゴルファー目線でアドバイスしてもらえるので、遠回りせず効率よく上手くなれるメリットがあります。
※オススメのゴルフレッスンはコチラから↓
https://oncole.jp/

■アイアンの選び方とクラブのセッティング

5-1. アイアンの種類と特徴
アイアンヘッドのデザインにはいくつかの種類があります。
・マッスルバックアイアン
・キャビティーアイアン
・ポケットキャビティーアイアン
・中空アイアン

などなど色々な種類があります。
ちなみにマッスルバックアイアンは打感がよく、さらにボールコントロール(わざと曲げたり、高さの打ちわけ)がしやすいアイアンです。
しかし、裏をかえすとミスが出やすかったりスイートスポット(芯)が狭いなどのデメリットもあるのでプロや上級者向けのアイアンですね。
キャビティーアイアンは、芯が広いなどのこともありミスショットがでにくかったり飛距離が出しやすいメリットが特徴です。
ポケットキャビィテーアイアンは、キャビティーアイアンをさらにやさしく簡単にしたアイアンです。
そんなこともありアイアンが苦手な人や初心者ゴルファーにオススメできるアイアンですね。
中空アイアンは、ヘッド内部が空洞になっていて、さらにバックフェース側を厚くすることによりUTに近いデザインになっています。
とくに上下のミスヒットに強いのが特徴のアイアンです。

5-2. シャフトの硬さと重さの選び方
アイアンのシャフトの硬さや重さの選び方は個々の体格やヘッドスピード、さらには好みに合わせて選ぶ必要があります。
一般的にアイアンで飛距離アップ考えている人は「軽量のシャフト」「柔らかいシャフト」などのシャフトが合います。
反対に飛距離よりも方向性や安定性をよくしたいと考えている人は「重いシャフト」「硬いシャフト」が合うはずです。
実際に色々なシャフトでボールを打ち自分のイメージに合ったシャフトを選ぶことで、良いショットが打てるようになります。

5-3. オススメのアイアンの番手選び
アイアンの番手選びもゴルファーのスタイルによって違いがあります。
一般的に、アイアンセットには、5番アイアンから9番アイアン、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)を入れているゴルファーさんが多いです。
そしてショートゲームを重視してプレイしたいと考えているゴルファーさんは、5番アイアンを抜いてLW(ロブウェッジ)を入れたり、競技に参加しているアスリートゴルファーさんは4番からアイアンを入れている人も多くいます。
さらに掘り下げるとプレイをするゴルフ場の特性やその日の気象条件に合わせて、アイアンの番手選び変えたりしたいですね。
そんなこともあり、色々な番手選びを試してみて自分に合ったアイアンの番手を見つけてほしいです。

今回は「アイアンの打ち方」をテーマに記事をお届けしました。
アイアンが安定して打てるようになるとゴルフ中級者の仲間入りです。

まだアイアンが上手く打てないで悩んでいる人はぜひ今回の記事を参考にしてお悩みを解決して下さい。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice golf

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