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レッスンコラム

【ドライバーの打ち方】基本から練習方法までを完全解説【必ず習得すべき3つのポイント】

宮下 芳雄

※YouTube動画で詳しく解説しています↑↑↑
動画なので情報量が多くて分かりやすいです。ゴルフ初心者の方でもドライバーの基本基礎を簡単に理解できます。


こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。今回はドライバーに悩んでいる方に読んでほしい記事を書きました。

記事のテーマは「ドライバーの打ち方を基本から練習方法まで解説【必ず習得すべき3つのポイント】
」です。

こんな方いませんか?

「どうしてドライバーがまっすぐ飛ばないんだろう?」

「なんでドライバーの飛距離が出ないのかな?そもそもドライバーが当たらなくて悩んでいる」

「OBが怖くてドライバーが打てない!ドライバーが上手くいかない原因や直し方を教えてほしい!」

ドライバーが苦手な方はもちろん、ゴルフ歴の短い方でも簡単にドライバーの打ち方が理解できるように分かりやすく解説します。


【本記事の目次】
⒈ドライバーの構え方(アドレス)
⒉ドライバーを曲げずに飛ばすコツ(スイング)
⒊ドライバーの練習方法

少し長い記事になりますがお茶でも飲みながらじっくり読んでください。

① ドライバーの正しい構え方

■ドライバーのボールの位置
ドライバーのボールの位置は、ずばり左足かかとの少し内側が基本です。

その理由は、ドライバーはアッパー軌道でスイングをしないといけないからです。

ちなみにアッパー軌道とは、低いところから高くクラブを振る軌道のことを言います。

ちょうど航空機が滑走路から離陸するイメージを頭に浮かべてみてください。

そしてボールの位置を左足かかとの少し内側にするだけで、自然にアッパー軌道(低いところから高くクラブを振る軌道)でスイングをすることができます。

ちなみにこれとは反対にボールの位置をスタンスの真ん中に置いてしまうとアイアンショットのようにクラブヘッドを上から下へ向けて打ち込むスイングになってしまい結果として正しくクラブフェースの芯でボールを捕らえることが出来なくなります。

そんなこともありドライバーは、左足かかと内側にボールを置くことが正しいのです。

■ドライバーでのティーアップの高さ(ボールの高さ)
ドライバーショットはティーアップ(ボールをティーペグに乗せること)をしてショットをします。

ちなみにティーアップの高さはドライバーのフェース面からボールが半分くらい出て見える高さが基本です。

その理由はドライバーはアッパー軌道(低いところから高くクラブを振る軌道)でスイングをするからです。

ちなみにアッパー軌道でスイングをした時にティーアップの高さが低いとボールが上がりにくくなったりボールの赤道より上を打ってしまいゴロやチョロなどのミスの原因にもになります。

反対にティーアップが高すぎるとボールを打たないで、ボールが乗っているティーを打つことになってしまい、結果としてテンプラのミス(ボールが上がり過ぎるミス)になってしまいボールが飛ばなくなってしまうんですね。

そんなこともありドライバーのティーアップの高さは、フェース面からボールが半分くらい見えるくらいの高さが正しいティーアップの高さ(ボールの高さ)なのです。

■ドライバーの足の幅
結論、ドライバーでの足の幅(スタンス)は肩幅が基本です。

ちなみに足の幅(スタンス)が広いと安定感を感じられますが、スイング軸が左右に動き過ぎたり肩や骨盤の回転がしにくくなったりします。

つまり軸が動くことでミート率が下がったり肩や骨盤の回転が不足することで手打ちスイング(悪いスイング動作)になってしまったりするのです。

そんな理由でドライバーが苦手な方は、足の幅が広くなり過ぎないように気をつけたいですね。

最初はクラブのシャフトや紐などを使い肩幅を測り、それを目安にして練習をしてみて下さい。

■ドライバー足の向きと体重のかけ方
つま先は外へ向けて少し開く(八の字)のが基本です。

じつは、つま先を外へ向けて八の字に開くことによって骨盤の回転がしやすくなります。

さらに体重は拇指球(親指の付け根)に掛けていきましょう。

その理由は構えたときに前傾姿勢を作りやすくなることと、スイング中にバランスを崩しにくくなるからです。

これによりドライバーで強くスイングをしても、バランスを崩さない強い下半身を保つことができます。

ドライバーが不安定な方や苦手な方は、つま先の開き方と体重の掛け方に注意して構えて下さいね。

■ドライバーでの体とボールとの距離

まず最初に骨盤から上半身を前傾させましょう。

この時にクラブのシャフトを骨盤に当ててから上半身を前傾させると正しい姿勢になりやすいです。

つぎに上半身を脱力させて両腕を下へ向けて垂らします。

目安は両肩の真下に手がきていればOKです。

最後にその状態のままでグリップを握ってください。

これにより、ボールに対して近すぎず、遠すぎずに正しい位置でドライバーを構えることができます。

そして正しい位置で構えることができるとスムーズにスイングができたり、ミート率を高めることができるのです。

■ドライバーの体の向き(アライメント)

当たり前ではありますが目標に対して、「肩・腰・足のライン」をすべて真っすぐに向くようにしましょう。

じつは80%以上のゴルファーが目標よりも右を向きやすいデータがあります。

ドライバーを苦手にしているゴルフファーさんで、さらにボールが右へ飛んでしまうミスが多い人はまず最初に体の向きをチェッしてみて下さい。

そして体が目標より右を向いてしまう原因は、ずばり左肩越しに目標を見てしまうからです。

そんなこともあり自分のイメージより「少し左を向いているかも?」くらいのイメージでじつは目標に対してまっすぐ向いていたりします。

最初は慣れないことが多いいので、先輩ゴルファーさんやレッスンを受けている方はゴルフコーチの方に後方から体の向きをチェックしてもらってみてくださいね。

■ドライバーのグリップを握る強さ
結論、ドライバーのグリップは力を抜いてソフトに握りましょう。

その理由は、手に力を入れて強く握ってしまうと、腕や肩にも力が入ってしまうからです。

具体的には、手に力が入ってしまうとスムーズなスイングができなくなり、結果としてヘッドスピードが遅くなり飛距離が出なくなるからです。

その対処法としては「筋弛緩法(きんしかんほう)」「跳躍して肩を上下動させる」方法などがオススメです。

ちなみに筋弛緩法は、5秒間強くグリップを握ります。

そのあと、ゆっくり力を抜いていきます。

つまり、一度力を強く入れてから脱力するることによって、力みを抑制できる方法なのです。

そして跳躍して肩を上下動させる方法は、高校野球でピッチャーがやっている動作とまったく同じです。

大きく肩を上下させることにより肩、腕、手に掛けて脱力をすることが簡単にできます。

とくにショットを打つ直前におこなうと効果的と言われています。

この2つの方法を試してみて自分にある方法を見つけて下さいね!

② ドライバーを曲げずに飛ばすコツ

■ドライバーで方向性を良くする握り方
結論、ドライバーが苦手な人は、グリップの握り方に注意をしましょう。

じつはグリップの握り方(左手)を見直すだけで方向が安定することが多くあります。

ドライバーでスライスのミスが多い人は、左手を自分から見て右側へ被せて握りましょう(ストロンググリップ)

そのときの目安は左手のこぶしが自分から見て3つ見えればOKです。

そして左手のこぶしが3つ見えるとスイング中に手首を返しやすくなる(アームローテーション)ので結果としてスライスのミスが出にくくなります。

ちなみに、こぶしの見え方でグリップの呼び名が違います。

興味のある方はご覧ください。

【グリップの名前の基礎知識】
・左手のこぶしが3つ見える握り方はストロンググリップ
・左手のこぶしが2つ見える握り方はスクエアグリップ
・左手のこぶしが1つ見える握り方はウィークグリップ

ちなみに、左手のこぶしが1つだけ見える握り方であるウィークグリップにするとショットは右へ行きやすくなります。

つまりドライバーが左へ飛んでしまうミスで悩んでいる方はウィークグリップでボールを打つのがオススメです。

自分のミスショットに合わせて握り方をかえていきましょう。

さらに、この握り方に正しいスイング軌道(フォーム)を組み合わせると本質的な改善になります。

次の記事ではスイング動作について詳しく説明をしていきます。

続けてご覧ください。

※合わせて読んで欲しい記事
【ゴルフ基本基礎】初級者ゴルファーほど大切にしてほしいグリップの握り方
https://oncole.jp/column/detail.php?id=2862


■ドライバーのスイング軸を安定させる
ドライバーでは、左右にスイング軸を動かさないことが基本です。

その理由は、左右にスイング軸が動いてしまうと色々なミスが起きるからです。

その為には肩、骨盤を正しく回転させることが大切!

具体的には、バックスイングで左肩がアゴに入るようにして反対にフォロースルーでは右の肩がアゴの下に入るようにしましょう。

さらにスイング軸を安定させるには、腹圧(お腹に力を入れる)を意識しながらスイングをすることも有効です。

腹圧を入れることにより体幹が安定するようになり結果的にスイング軸がブレなくなります。

■ドライバーのスイング軌道
結論、ドライバーはアイアンよりもフラットな軌道(アッパー軌道)になります。

その理由は、ドライバーのシャフトはアイアンよりも長いからです。

少し掘り下げて説明をするとクラブのシャフトが長いとアドレスした時の前傾角度が浅くなります。

そして前傾角度が浅くなると自然にフラットスイング(アッパー軌道)になるんです。

さらにドライバーは、もともとロフト角が少ないクラブです。

具体的に男性用のドライバーでは、ロフト角が9度~11度と少なくボールが上がりにくいのでボールをティーペグに乗せて打ちます。

そんなこともありアイアンのように上から下へ地面に向けてクラブを打ち込むのではなく、ドライバーは下から上にアッパー軌道でスイングをしなくてはいけないのです。

次の項目ではその横振り(アッパー軌道)についてさらに深堀して説明をします。

■ドライバーはアッパー軌道でスイング
ずばり言ってしまうとドライバーをアッパー軌道でスイングするとボールを高く打ち出す(理想の打ち出し角度は12~14度)ことができます。

さらにアッパー軌道でスイングできると適性のバックスピン量と言われている2200~2400回転で打つことができます。

ちなみにこれとは逆にドライバーを上から下へダウンブローで打ってしまうと打球の高さが低くなったりバックスピン量が増えすぎてしまい飛ばなくなります。

具体的には、2200~2400回転よりバックスイング量が多くなってしまうとボールが上に吹き上がるような弾道になって飛距離が出なくなったり、さらにバックスピン量が2200~2400回転以上になると地面に落ちてからボールが転がらなくなってしまい飛距離が出にくくなったりします。

そんなこともありトップポジションは、アイアンショットのトップポジションと比べて低くするのが正解なのです。

そしてスイング軌道がフラットになると、バックスイングで背骨の角度が起き上がりやすくなり前傾角度の上下動が起きやすくなるので注意も必要です。

背骨の角度が起き上がりは、ダフリやトップなどミート率の低下を起こしやすいので十分に気をつけてスイングしたいですね。

■ドライバーはバックスイングをコンパクトにする
先に結論を言ってしまうとドライバーはバックスイングをコンパクトにしましょう。

その理由は、バックスイングを大きくあげるとイメージ的には飛びそうな気がしますが、スイング軸やスイング軌道は乱れてミスが出やすくなるからです。

とくにドライバーでミスショットが多い人は、バックスイングをコンパクトにすることがオススメです。

バックスイングをコンパクトにするとスイング軌道やミート率が安定し、結果として良いショットが出やすくなります。

そんなこともありドライバーはバックスイングをコンパクトにしてほしいです。

■ドライバーはルックアップに気を付ける
ずばりドライバーではルックアップに気をつけましょう。

その理由は、初心者ゴルファーさんの多くがルックアップをしてドライバーをミスをしているからです。

じつは、ルックアップをしてしまうと理想のタイミングよりも早く目標方向を向いてしまうことで体が早く開いてしまったり、上半身が起き上がってしまったりします。

これによりフェースが開いた状態でボールを打ちやすくなり、結果としてスライスや右へのミスが多くなったり、さらに上半身が起き上がってしまうとクラブヘッドがボールに届かなくなりトップボールやゴロ、チョロなどの大きなミスになってしまうのです。

ちなみに対処法としては、ボール打った後、一呼吸置いてから、ボールの行方を追うようにしてみてください。

そんな理由でドライバーではルックアップに気を付けてほしいのです。

■ドライバーで飛距離をだす方法
結論を言ってしまうと初心者ゴルファーさんが簡単に飛距離を出すコツはバックスイングを速く上げることです。

じつはバックスイングを速く上げると、反射動作でダウンスイングも速く下ろすことができるのです。

つまりヘッドスピードを速くすることができます。

しかしこう書くと「ボールを打つタイミングが難しいのでは?」「バックスイングはゆっくり上げたほうが安心する」と思う方もいるでしょう。

たしかにその通りですね!

しかし、タイミングについては15分くらい練習するとすぐに慣れます。

慣れてくるとスイングに対して安心感も高まるので、まったく問題ないと思います。

実際に私がおこなっているレッスンでもお客様に試してもらい、飛距離を伸ばしている初心者ゴルファーさんが多くいます。

勇気を出して挑戦してみてください。

③ 初心者にオススメのドライバー練習方法

ドライバーの練習方法を動画で紹介しています↑↑↑

■スイング軸を安定させる素振り
ドライバーは「スイング軸は左右に動かないことがゴルフの基本です」と最初の項目で書きました。

それを解決するには両足を閉じて素振りをすることがとても効果的です。

具体的なやり方を順序立てて説明していきます。

【スイング軸を安定させる素振り】
①両足を揃えて構える
②そのままで素振りをする
③注意点は、肩・骨盤をしっかり回転させること

手上げ、手打ちにならなように肩、骨盤を回転させることに十分注意をしてスイングしてください。

そしてスイング軸の安定が感じられたらボールを打つ練習をしていきましょう。

この両足を揃える素振りと、打球を交互におこなうことでスイング軸を安定させる練習になるんです。

■ドライバーのスイングバランスを安定させる練習器具
・バランスディスクに乗って素振りをする!

ずばり言ってしまうと効率よくスイングのバランスを良くするには「バランスディスク」を使いましょう。

当たり前ではありますが、バランスを崩さずにスイングができるとミート率が良くなります。

ミート率が悪くなりやすいドライバーにとってA級の栄養素のある練習方法です。

このバランスディスク、もともとは医療現場でリハビリで使われていたそうです。

最近ではサッカーや野球などゴルフ以外でも練習器具として使われています。

そして使い方はとてもシンプルです。

【バランスディスクの使い方】
①足を肩幅に広げてバランスディスクの上に乗ります。
②バランスディスクに乗ったまま左右に体を回転させます
③バランスディスクに乗りクラブを持たないでシャドウスイング
④バランスディスクに乗ってクラブを持ち素振り
⑤バランスディスクに乗ったままで打球をする

これにより体幹が耐えられ、バランスを崩さない安定したスイングを身につけることができます。

購入できる場所はスポーツ店、ホームセンターの健康グッズ売り場などです。

お店に行くのが面倒な方はAmazonなんかをチェックしてみてください。


・スーパースピードゴルフを使ってで素振りをする!
スイングスピードを効率的に上げるには、ドライバーよりも軽量なものを振る練習がおすすめです。

軽いものを振ると「速く振る」というスイングイメージを体に覚え込ませる効果があります。

ちなみに重いものを振るトレーニングは筋力アップはできますが、ヘッドスピードは逆に遅くなります。

そこで効率よくヘッドスピードを上げれる練習器具の「スーパースピードゴルフ」を紹介しましょう。

この練習器具は陸上競技でおこなわれているトレーニング理論を、ゴルフ練習器具に応用したものです。

この器具によりT.ウッズや石川遼プロのヘッドスピードを体感することができますよ!

私もこの器具でヘッドスピードが2m速くなりました(距離に換算すると約14Yくらい)


ここまで読んで頂いてありがとうございます。

ドライバーの上達がすぐに実感できていない人も、もう少しだけ頑張ってみてください。

人によってゴルフが上達するスピードが違うので、焦らず自分のペースで練習してみてほしいです。

では今回は以上で終わります。

さようなら~

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