レッスンコラム

失敗しないつま先上がり傾斜の打ち方PART1

宮下 芳雄

こんにちは宮下芳雄です。
今回から2回に渡り「つま先上がり傾斜の打ち方」を紹介します。

「傾斜になると当たらなくなる」「左へのミスが多くてつま先上がり傾斜が苦手」「つま先上がり傾斜はダフリばかり……」

そんなお悩みがある方は最後までこの記事を見て、練習の参考にしてくださいね。
今回は「つま先上がり傾斜の打ち方PART1」です。

そして、パーソナリティーの私はゴルフ歴35年、2000年にプロテスト合格、ラウンド/コースレッスン3700回開催しているプロゴルファーです。
まずは目次の紹介です。

【目次】
①つま先上がり傾斜はなぜ難しいのか?
②つま先上がり傾斜の構え方、打ち方

ではスタートです。

①つま先上がり傾斜はなぜ難しいのか?

ズバリ言います。
つま先上がり傾斜はダフリのミスがよく出るので難しいんです。

その理由は、足元より上にあるからボールがあるからです。
言い方を換えるとボールの下を打ちやすくなります。

つまりボールの下を打つということは「ダフリ」のミスが出やすいってことなんですね。
こう書くと「私はまったく問題なく打てるけど・・・」「僕は逆にトップのミスが多いけど……」という人もいるかもしれませんね。
そんな方は、このお話はスルーしちゃって大丈夫です。

しかし、ゴルフ場でリアルにレッスンをしていると半数を越えるゴルファーがダフリのミスをしています。

②つま先上がり傾斜の構え方、打ち方

つぎは、つま先上がり傾斜の構え方・打ち方を紹介しましょう。

■グリップを短く握る
とてもシンプルではありますが、グリップを短く握りましょう。
たったこれだけですが、3割くらいダフリのミスを改善できます。
とくに初心者ゴルファーさんにはお勧めです。
なぜなら、スイング動作を変えるのではなく握る長さを変えるだけだからです。
しかし、こう言うと「短く握ることに違和感がある」「普段から短く握ってるんですけど……」と感じる方もいると思います。
そんな方は握る長さはそのままでも大丈夫です。
しかし違和感についてはちょっと練習すると、すぐに慣れるのでぜひ挑戦してほしいと思います。
普段から短く握っている人は別の方法、クラブの振り方でつま先上がり傾斜に挑戦してみてください。


■フラットにクラブを振る
つま先上がり傾斜は、クラブを通常よりフラットに振りましょう。
簡単に言うと「水平振りのイメージ」です。
その理由を説明します。
クラブを水平に振るとスイングは横振りになります。つまり払い打ち、クラブのソールを滑らせるようなスイングになるのです。
逆につま先上がり傾斜でクラブを縦に打ち込むようなスイングをしてしまうと、ダフリが出やすくなってしまうのです。
具体的に水平にクラブを振るイメージを出すには、地面からクラブヘッドを1メートルほど浮かせて構えてください。
そして、クラブヘッドを浮かせた位置を水平に振ってみてください。
さらにシャフトが肩の高さより上がらないくらいに水平にクラブを振れるといいですね。
こう書くと「難しそう!」「自分には無理だ」と思う方がいると思います。
たしかに慣れないと難しいのですが、10回くらい水平に振る素振りをすると、すぐに慣れます。
なので、つま先上がり傾斜ではクラブを通常よりフラットに振ってダフリを予防してほしいのです。

今回は以上です。
明日のゴルフ上達宮下ラジオでは「つま先上がり傾斜PART2@応用編」をお届けします。
ぜひお楽しみに~
ではHave nice golf!

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