こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回の記事では、初心者ゴルファーさんに向けたドライバーの基本基礎と正しいドライバーの打ち方を解説します。
ドライバーって飛距離をいっぱい稼ぎたいクラブですよね。
しかしドライバーは、シャフトが長くて振りにくいこともありミスショットも多くなるクラブでもあります。
そんなこともあり初心者ゴルファーさんは色々なことで悩んでいるはずです。
例えば・・・
「ドライバーの飛距離が出ないで悩んでいる!」
「ドライバーがスライスばかりで困っている!」
「ドライバーでボールが上がらないのでゴルフがつまらない!」
今回の記事では、そんな初心者ゴルファーさんの抱えるドライバーのお悩みを一気に解決します。
ぜひ最後までご覧ください。
【本記事の目次】
①ドライバーの基本基礎と振り方
②初心者必見の簡単なドライバーの打ち方&コツ
③ドライバーの悩み&解決法
④ドライバーとアイアンの打ち方の違い
⑤ドライバーの打ち方に迷ったらゴルフスクールがおすすめ!
まず最初はドライバーの基本基礎と振り方を説明します。
ドライバーの基本基礎、振り方のポイントは3つです。
・グリップを握る長さ
・ドライバーの構え方
・ドライバーのスイングの基本
それぞれについてわかりやすく解説します。
■グリップを握る長さ
結論を言ってしまうとドライバーはグリップを短く握りましょう。
具体的には、2センチくらい短く握ると良いですね。
その理由は、ドライバーのシャフトがゴルフクラブの中で一番長いからです。
さらにシャフトが長いと振りにくかったり、振り遅れてしまうことが多くなるからです。
つまりシンプルに短く握るだけで振りやすさ、さらに振り遅れを改善することが出来るんです。
そんなこともありドライバーはグリップを短く握ってほしいのです。
【合わせて見てほしい動画】
・【グリップを直すだけ】簡単にドライバーが上手くなるコツ3選!
https://youtu.be/w0nHc9KKqs4
■ドライバーの構え方
ずばり言ってしまうと3つのことに気をつけましょう。
・スタンスは肩幅より広くする
・ボール位置は左足カカトの少し内側
・左足4、右足6の体重配分
スタンスは肩幅より少し広く構えましょう。
なぜならスタンスを肩幅より広くすることで、体重移動がしやすくなり飛距離を出しやすくなるからです。
一点注意することはスタンスを広くすると左右にスイング軸がズレやすくなるので、軸がズレない程度にスタンスを広くすることを忘れないでくださいね。
そしてボール位置は、左足カカトより少し内側に置いて、さらに体重配分は左足4、右足6の体重配分が理想です。
その理由は、「左足かかとより少し内側」「体重配分は左足4、右足6の体重配分」にすると無意識でアッパー軌道でスイングしやすくなるからです。
少し掘り下げて説明をすると、ドライバーはボールをティーアップしていて空中にあるので下から上にクラブを振らないとボールが当たら無くなります。
「左足かかとより少し内側」「体重配分は左足4、右足6の体重配分」にすると自然にアッパー軌道でドライバーを振れるようになるんです。
そんなこともあり「スタンスは肩幅より広くする」「ボール位置は左足カカトの少し内側」「左足4、右足6の体重配分」にしてほしいのです。
■ドライバーのスイングの基本
ドライバーのスイングのポイントは3つです。
・クラブの振り方
・体重移動
・回転と捻転
ずばり言ってしまうとインサイドイン軌道でドライバーを振りましょう。
言葉を言い換えると少し弧を描くようにドライバーを振ってほしいのです。
なぜならインサイドイン軌道にドライバーを振ることにより左右にボールが曲がりにくくなり方向性が安定するようになるからです。
さらに体重移動と肩と骨盤の回転&捻転を組み合わせると方向性と飛距離を兼ね備えたドライバーショットを打つことができます。
少し掘り下げて説明をすると左右に軸がズレない範囲内で右足へ体重移動をして、さらにダウンスイングでは左足へ体重移動をさせましょう。
そして回転については、トップポジションで肩の回転角度が90度、骨盤が45度が理想です。
つまり肩と骨盤は45度の捻転差になっています。
この捻転差を保ちながらダウンスイングすることにより最大級のヘッドスピードを高めることが出来るのです。
しかし、体が硬かったりゴルフ経験が浅い初心者ゴルファーさんは、柔軟性に合わせたスイングをしたり飛距離より理想的なスイング作りを目指してフォーム作りをした方がおすすめです。
初心者ゴルファーさんにとってドライバーはシャフトが長く振りにく、ロフトが少ないので打ったボールが上がりにくクラブです。
しかし、基本基礎を踏まえて練習し、繰り返しの練習の中からコツをつかむことで初心者ゴルファーさんでも上手くドライバーを使いこなすことができます。
具体的なポイントやコツは3つです。
・グリップはゆるゆるで握る
・ドライバーのミート率を高くするコツ
・ドライバーは80%でスイングする
分かりやすく順序立てて説明します。
■グリップはゆるゆるで握る
結論、ドライバーのグリップは、ゆるゆるで握りましょう。
その理由は2つです。
一つ目は、ゆるゆるでグリップを握らないと手、腕、肩に余分な力が入ってしまいスムーズにスイングしにくくなるからです。
言葉を言い換えると理想的なスイングがしにくくなるからです。
二つ目は、ゆるゆるでグリップをしないとヘッドスピードが出にくくなるからです。
野球経験がある方は、ご存知だと思いますが野球のピッチャーはボールを握るのではなく「つまむ」「さわる」イメージでボールを握っています。
じつはボールを強く握ってしまうとスピードボールもコントロールもつきにくくなるそうです。
そのことは、ゴルフでも同じでドライバーのグリップも「ヘッドスピード」「方向性」が良くなるようにゆるゆるで握ってほしいのです。
具体的な握る強さのイメージは、歯磨き粉チューブを握った時に中身が出るか?出ないか?くらいの力加減がちょうど良いです。
そのイメージでゆるゆるで握ってほしいです。
お願いします!
■ドライバーのミート率を高くするコツ
2つ目のポイントは正しい構え方をすることです。
なぜなら理想的なスイング動作をしても正しい構え方ができていないとドライバーが当たらなくなり方向性も悪くなるからです。
具体的には3つのポイントを意識しましょう。
・肩、骨盤、スタンスのラインを目標に対して平行にする
・ドライバーの長さに合った前傾角度
・左足4、右足6の体重配分
少し掘り下げて説明すると肩、骨盤・スタンスのラインが目標に対して並行に向けているかをチェックしましょう。
もし可能でしたらゴルフ友達に飛球線の後方から体の向きをチェックしてもらえると良いですね。
じつは約7割のゴルファーが目標より右を向いてしまっていると言われています。
目標に真っ直ぐ向けていないゴルファーさんは下記のYouTube動画をぜひ参考にしてみて下さい。
【合わせて見てほしいYouTube動画】
https://youtu.be/hccQPYi027Y
そしてドライバーの長さに合った前傾角度で構えられているかもチェックしましょう。
ちなみにドライバーの正しい前傾角度は14本のクラブの中で一番浅く構えることが理想です。
そして左足4、右足6の体重配分で構えることも忘れないでください。
その理由は、左足4、右足6の体重配分で構えることができるとアッパー軌道でスイングすることが出来るからです。
ドライバーは他のクラブと違い、ボールがティーアップされています。
つまり下から上に、飛行機が滑走路から離陸するようなイメージでアッパー軌道でスイングすることが正しいからです。
そんなこともあり左足4、右足6の体重配分でドライバーを構えてほしいのです。
■ドライバーは80%でスイングする
結論を先に言ってしまうとドライバーは80%でスイングをしましょう。
なぜなら当たり前と言ってしまうと当たり前ですがドライバーを100%で振るとミスショットの確率が上がるからです。
さらにプロゴルファーがドライバーをミスしない理由は、ほとんどのプロゴルファーが100%ではなく80%の力加減でスイングをしているからです。
そんな理由でドライバーは80%でスイングをしてほしいです。
しかし、こう言うと「80%だと飛距離が出なくなるのでは?」と思う方もいるでしょう。
たしかにその通りです。
MAXの飛距離は80%より100%でドライバーを振った方が飛びます。
しかし、実際に私がやっているラウンドレッスンで「ドライバーは80%でスイングをしましょう」とアドバイスをすると、ほとんどのアマチュアゴルファーさんはミート率が上がりアベレージの飛距離も方向性も良くなっています。
そんなこともあり一発の勝負の飛距離は100%でドライバーを振った方が飛びますが、アベレージの飛距離では80%の方が飛ぶと言うわけです。
お願いします。
ドライバーの悩みは色々あります。
この項目ではそんなお悩みのベスト5をピックアップして解決策を解説します。
【ドライバーのお悩みベスト5】
・スライスが直らない
・飛距離が出ない
・ボールが吹き上がる
・ボールが上がらない
・チーピンが多い
■スライスが直らない
とくに初心者ゴルファーさんに多いお悩みです。
ずばり言ってしまうとスライスする原因は「スイング軌道」「軌道に対するフェースの向き」です。
具体的には、アウトサイドイン軌道でスイングをしていて、さらにその軌道に対してフェースが開いているとスライスのミスが出やすくなります。
そしてアウトサイドイン軌道を修正するポイントは2つです。
・アドレスで肩を目標より少し右へ向ける
・ダウンスイングで左肩の回転を一呼吸遅くする
そのほかにも「ボールを右へ置いてスイングする」「右脇をしめてダウンスイングする」などがあります。
色々試してみて自分のスタイルに合う方法を見つけて下さいね。
■飛距離が出ない
飛距離が出ないことは、ゴルフ経験やゴルフのレベルに関わらず多くのゴルファーさんのお悩みですね。
この項目では、ドライバーで飛距離が出ない原因を3つ紹介します。
・正しいスイングができていない
・自分に合ったドライバーを使っていない
・柔軟性が低い
当たり前といえば当たり前ですが、正しいスイングができていないと飛距離が出ません。
例えば、スイング軸がずれてフェースの芯に当たらないスイングをしていたり、インパクトで大きくフェースが開いてしまうスイングだったり、
さらには、クラブヘッドを打ち込み過ぎてボールが上がらなかったり、反対に上がり過ぎてしまうスイングなどです。
くわえて自分に合ったドライバーが使えていないことについては「シャフトが硬すぎたり」「ロフト角が少なすぎたり」「ヘッドデザインが難しすぐたり」などです。
自分のゴルフ経験やヘッドスピードに合ったドライバーを使うこともドライバーの飛距離を出すには重要です。
そして最後はゴルファー自身の柔軟性が低いとドライバーで飛距離が出しにくくなります。
なぜならゴルフスイングは、肩と骨盤を回転させ、それぞれの捻転差を作れると、それが飛距離のパワーソースになるからです。
そんな理由で「正しいスイングができていない」「自分に合ったドライバーを使っていない」「柔軟性が低い3つの原因」を改善することが大切です。
【合わせて読んでほしいドライバースイングについての記事】
https://oncole.jp/column/detail/7054
【体を柔らかくするゴルフに特化したTPIゴルフフィットネス】
https://jgmgolfclub.jp/tpi/
■ボールが吹き上がる
ボールが吹き上がってしまう悩みはパワーのある男性ゴルファーに多いお悩みです。
結論を言ってしまうとバックスピン量を減らしましょう。
なぜなら打ったボールのバックスピン量が増えてしまうと打球が目標方向でなく、上空に向いて飛んでしまうからです。
つまり打球が上がり過ぎて飛距離を損してしまうのです。
ちなみにドライバーの理想的なバックスピン量は、2,200〜2,500回転前後が良いと言われています。
そしてこう私が言うと読者の皆さんは「どうやったらバックスピン量を減らせる?」と思う方が多いと思います。
このあとバックスピン量を少なくできる方法を2つを順序立てて紹介します。
・アッパー軌道でスイングする
・ティーアップを高くする
まず一つ目は、アッパー軌道でスイングする方法です。
その為には左足4:右足6の体重配分で構えましょう。
さらにアイアンショットの時より右肩を下げて構えて下さい。
すごくシンプルではありますが、この構え方をするだけで無意識でアッパー軌道でスイングをすることができます。
言葉を言い換えると構えた時にボールを右側から覗くように見る感じにすると良いですね。
■ボールが上がらない
ボールが上がらないお悩みは、女性ゴルファーさんや初心者ゴルファーさんに多いですね。
ずばり言ってしまうとボールが上がらないと飛距離が出にくくなります。
ちなみにドライバーでの理想的な打球の打ち出し角度は、12〜14度と言われています。
そしてボールが上がらない原因は3つ考えられます。
・ボールを右へ置き過ぎている
・ハンドファーストで構えすぎている
・アイアンショットのように上から下に向けてダウンブローでスイングをしている
当たり前すぎて意外なのですがボールを右へ置きすぎるとボールが上がらずに飛距離が出にくくなります。
なぜならボールを右に置きすぎると9〜11度のドライバー(男性用のドライバーの場合)の角度が6度とか7度になってしまうからです。
結果的に芯に当たったとしてもライナーのような低い弾道になってしまい飛距離が出なくなるからです。
そしてハンドファーストに構え過ぎてしまうケースやアイアンショットのように上から下に向けてダウンブローでスイングをしても同じことが起きてしまい結果として飛距離が出にくくなってしまうのです。
そんな理由でボールが上がらなくて飛距離が出ない人は「ボールを右へ置き過ぎている」「ハンドファーストで構えすぎている」「アイアンショットのように上から下に向けてダウンブローでスイングをしている」この3つに気をつけてほしいのです。
■チーピンが多い
チーピンが多いと飛距離が出にくくなります。
なぜならチーピンすると打球が途中で失速してしまい本来よりキャリーが出ない弾道になるからです。
そんなこともありチーピンが多いと飛距離が出にくくなるのです。
飛距離が出なくて悩んでいる人はぜひお試しください。
お願いします。
結論を言ってしまうとドライバーもアイアンもクラブを振るイメージは基本的に同じです。
でもこう言うと「ドライバーは横降りで、アイアンは縦に振った方が良いと言われたことがある」と思う方がいるかもしれませんね。
たしかにその通りです。
じつはドライバーを振るイメージは同じで「アドレス」「最下点」がドライバーとアイアンとで違うんです。
この「アドレス」「最下点」を変えることによって横降り、縦振りの違いが出るのです。
このあと、そのことについて詳しく解説します。
■アドレスの違い
ずばりドライバーとアイアンの大きな違いはシャフトの長さです。
そんなこともありシャフトの長いドライバーは前傾角度を浅くして、シャフトの長さが短くなるにつけて少しずつ前傾を深くしていきましょう。
さらにドライバーとアイアンでは、ボールをセットする位置も異なります。
ドライバーは左足の内側のラインを目安にボールをセットします。
そしてアイアンは番手が短くなるにつれて右へ置くようにしましょう。
■インパクトの位置
ドライバーとアイアンではインパクトの位置が違います。
当たり前といえば当たり前ですが、ドライバーはボールを左かかとの少し内側へ置きます。
結果として、そこがドライバーでのインパクトの位置になります。
そしてなぜ左足かかとの内側にボールを置くかと言うとドライバーはティーアップされているボールを打つからです。
さらになぜティーアップするのかと言うとロフト角が9〜11度のドライバーで打球を高く上げる為にはボールをティーアップしてアッパー軌道で打たないといけないからです。
くわえてボールを左へ置くことでフェースが開いてインパクトしにくくもなります。
つまりプッシュやスライスなど右へのミスを抑制する効果もあるんです。
反対にアイアンは、地面に直接あるボールを打つクラブなので上から下へダウンブローでスイングする必要があります。
そんなこともありボールをスタンスの真ん中にすることで最下点をスタンスの真ん中にでき、結果的にダウンブローに打ちやすくなりアイアンが当たるようになるのです。
ずばり言ってしまうとドライバーが難しい理由は2つあります。
・ドライバーは、シャフトが長いので振りにくく、そして当たらないから
・ドライバーは、ロフト角度が少ないのでボールが上がりにくいから
とくに初心者さんとってドライバーは右へのミス(プッシュアウト、スライス)が多く出やすいクラブです。
「当たらない」「ボールがまっすぐ飛ばない」「ボールも上がらない」などと気持ちに迷いが出てモチベーションも下がってしまうことが多いと思います。
そんな悩みを解決してくれるのがゴルフレッスンです。
具体的には「インドアレッスン」「ラウンドレッスン」などがおすすめです。
ティーチングの資格を持ったゴルフコーチが、初心者ゴルファーさんのスイングを見て悪いスイング動作を指摘し、さらにその直し方もわかりやすく教えてくれます。
さらにすぐに練習の成果が出なくても「もう少し頑張りましょう!」「この方向性でフォーム作りすれば大丈夫です」など初心者ゴルファーさんに並走をしてやさしくサポートしてくれます。
YouTubeを見ながらの独学では、気づけなかった自分の悪い癖を見つけてくれるので遠回りしないで、最短コースでゴルフ上達を目指すことができます。
間違った悪いスイング動作や悪い癖がついてしまうと、それを改善するには、多くの時間も余分な労力も必要になります。
ゴルフ経験が少ない初心者ゴルファーさんのうちに、悪い癖がつかないように理想的なスイング作りをしてほしいです。
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