こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回の記事では、ゴルフ初心者でも効率よく上手くなるための正しいゴルフ練習法を紹介します。
「練習してもゴルフ上達を感じられなくて悩んでいる」
「そもそも、どうのように練習したらいいか分からない」
そんな方は、この記事を最後まで読んで頂いてゴルフ上達のヒントを見つけてくださいね。
どのスポーツでも同じなのですが、上達を目指しているのでしたら練習の積み重ねや、練習量がとても大切です。
しかし、私がこう言うと…。
「何も考えずに闇雲に練習を続けてもいいの?」
「私はいっぱい練習しているけど、上手くなれていません」
と思う方もいると思います。
たしかに、闇雲に練習を続けたり、惰性で練習をしてもゴルフは上手くなりません。
その理由は、ゴルフは感覚感性などの繊細さが求められるスポーツだからです。
独学で我流での練習を続けていてもなかなか成果や結果が出ていないことが多いことと思います。
そんなこともあり、ゴルフ上達のためには、効率の良い、正しい練習方法を継続することが大切なのです。
そこで、初心者が陥りがちな誤った練習方法を例に挙げながら、正しい練習方法について解説をしていきます。
今回の目次は5つです。
【記事の目次】
①ゴルフ初心者が軽視しがちな練習前の準備運動!その重要な役割
②ドライバーを全力でたくさん打つ?初心者が犯しがちな間違った練習法
③基本的なパット練習とイメージトレーニング
④フォームが安定しない時に試してほしい!スロースイングと逆打ち
⑤正しいゴルフの練習法を身に付けるのが上達への近道
この5項目でお届けします。
じっくりご覧ください。
ゴルフは飛んだり跳ねたりする激しいスポーツではありません。
そんなこともあり準備運動をしないでいきなりボールを打ってしまったりします。
しかし、ゴルフは、日常生活ではあまり使わない肩周り、股関節周りなどの回転運動をする筋肉を多く使います。
つまり、準備運動をしないと怪我のリスクがあったり、普段使わない筋肉を使うので、上手くスイングをすることが出来にくくなったりします。
そんなこともあり、ゴルフをする前に十分にストレッチを行い、筋肉をほぐす必要があります。
例えば手首のストレッチです。
まず、両腕を肩と同じ高さまで上げ、前に伸ばします。
次に、片手でもう片方の親指を除く4本の指先を握り、そのまま手のひらが反るように手前にひっぱってください。
そして、ゆっくり息を吐きながらその状態を10秒キープします。それを左右交互に2セット行ってください。
このストレッチには練習による腱鞘炎などの予防効果があります。
次は、ゴルフクラブを用いたストレッチです。
クラブを両肩に密着させた形で担いでその両端を左右の手で持ちます。
そして、その状態でシャドースイングを行ってください。
これには軸を安定させ、飛距離アップに繋がる効果があります。
ただ、シャドースイングといっても実際にクラブを持っているので人に接触すると危険です。
練習を行う前には必ず、周囲に人がいないかを確認してください。
この他にも、準備運動や練習の後の運動にはさまざまな方法があります。
積極的に取り入れてケガの防止やスイングの上達などに役立てていきましょう。
ゴルフが上手くなりたいと考える人は練習場に行って熱心にクラブを振り続けます。
しかし、ゴルフ初心者はここで多くの過ちを犯しがちです。
まず、ドライバーを多く練習をする傾向が多くあります。
たしかにドライバーは、他のクラブより球が遠くに飛ぶので練習をしていて気持ちがいいからです。
たしかにドライバーで飛距離を出すことはプレーに有効ですが、それだけではゴルフが上達したとはいえません。
ドライバーはクラブの中でも一番長いため、前傾姿勢を浅くしてスイングをします。
さらに、ボールがティーアップさている為、アッパー軌道でスイングをします。
しかしアイアンやウェッジなどシャフトの短いクラブでは、その長さにあわせて前傾姿勢を深く折りスイングしなければいけません。
さらにそれに合わせて膝を曲げてたり、ボールの位置を変えたりしなくてはいけません。
つまりドライバーを多く練習し過ぎる人は、ドライバーは上手く打ててもフェアウェイウッドやアイアンが上手く打てなくて困ってしまうことになるのです。
そんなこともあり、練習場では色々な番手のクラブをバランスよく練習することが大切なのです。
ちなみに、初心者ゴルファーさんががフォーム作りに適しているクラブは、長さや重さなどが平均的な7番~9番アイアンだと言われています。
さらに練習場で常にフルスイングで打っている方がいますが、これも問題がある練習方法ですね。
クラブを全力で振ってしまうと、かなり強いフィジカルの持ち主でもない限り、自分のスイング動作やゴルフクラブをイメージ通りにコントロールすることはできません。
全力でのフルスイングはフォームの乱れになりやすいのです。
フルスイングではなく、8割程度の力加減でフォーム作りをすることが大切なのです。
そしてフォームが固まってきたら、次の練習プログラムとしてスイングスピードを上げるため全力でスイングを行うことも必要です。
その際はボールは打たないで、素振りのみのトレーニングを行うようにしましょう。
さらに、いっぱいボールを打ってその打球数を競うような練習法もNGです。
実際のラウンドでは一打ごとにフォームを素振りなどで確認をし、理想のショットをイメージしながら集中力を高めてスイングを行います。
練習だからといって1打1打を雑に打っては、実践ラウンドに繋がるリズムの取り方や集中力の高め方が身に付きません。
練習とはいえ、実践ラウンドをイメージして丁寧な練習をしていきましょう。
初心者ゴルファーさんの多くは、「パッティングは簡単」「ショットは難しい」と考えている方が多いいかもしれませんね。
しかし、ゴルフ経験が増えれば増えるほどパッティングにはパッティングの難しさがあることを理解することができるはずです。
パッティングに必要なのは力の加減を安定させる「距離感」とボールをまっすぐに転がす「方向性」です。
まず、距離感を養うには目を閉じてパターの練習をするのが有効です。
例えば、1メートルごとに目印を置き、目を閉じてボールを打ちます。
そして、打った瞬間の感覚で球が何メートル転がったかを当てるのです。
この練習を繰り返せば、どのぐらいの感覚で打てばどの程度ボールが転がるかが、少しずつ分かるようになってきます。
次に、まっすぐボールを転がす方法です。
まっすぐボールを転がす為のフォームとして下半身の安定がとても大切です。
ストローク中に体が傾いてしまうとその時点でボールの軌道がずれてしまうからです。
そして、下半身を動かさない為には「ガニ股」が効果的です。
具体的に説明しましょう。
①つま先を少し内側へ向けて構える
②両膝を外へ広げる(ガニ股のイメージ)
③その姿勢をキープしてパッテイングする
これを意識しながらストロークを行うと下半身のフォームが安定してきます。
またゴルフの上達を早ようと思えばイメージトレーニングを取り入れることも大切です。
そのためには、自分のスイングがどのような状態であるかを客観的に把握しなければなりません。
そこで、自分のスイングを写真や動画に撮ってもらい、それを目に焼き付けておきます。
そして、どこを修正すればいいかを考えながら自分の理想のスイングを想像するわけです。
この時、単にフォームだけを想像するのではなく、それには筋肉をどう動かせばよいかという内的イメージをいかにリアルに思い描けるかが上達への近道になります。
■合わせて読んでほしい記事
【超簡単】誰にでも出来るパッティング安定術!
https://oncole.jp/column/detail.php?id=595
初心者の間はなかなかフォームが安定せず、自分の思い描くスイングができないものです。
そういう時におすすめなのが、スローモーションでの素振りです。
その練習法では、ひと振りに30秒以上の時間をかけてゆっくりとスイングを行います。
そうすると、腕、上半身、下半身などの動きや体重移動がどのように行われているかが、はっきりと意識できるようになります。
その中で問題点を見つけて修正を行っていくのです。
これは非常に疲れる練習法ですが、漠然とスイングを繰り返すより、はるかに大きな効果を得られると言われています。
また、右打ちの人なら左打ち、左打ちの人なら右打ちと、逆打ちを行うのもフォームの矯正には有効です。
利き腕の逆で打つと力が入りにくいために、結果として遠心力を活かしたスムーズなスイングになり、同時に、肩が開きにくいという利点ももたらします。
その感覚を覚え、打ち方を元に戻した際にフィードバックさせればフォーム矯正になると思います。
初心者ゴルファーさんは、正しい練習法を確認せずに自己流で練習してしまいがちです。
しかし、それでは大きな成長はなかなか難しくなってしまいます。
それどころか悪い癖がついてしまう可能性もあったりします。
まずは、自分の課題が何かを自己検証して、課題克服に合った練習法を取捨選択することが大切です。
ただ、ひとりではそれらを実行に移すのは難しい場合もあります。
そこで、なかなか思うように上達しないという人は、「ラウンドレッスン」「コースレッスン」に参加してみるのもひとつの手ですね。
「JGMオンコレ」では参加者の悩みを確認した上でゴルフコーチがレッスンを行い、これからの目標や課題を分かりやすく整理してくれます。
もちろん、一人でも参加は可能です。
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