ゴルフコースでプレーする際、用意しなければならないものには何があるのでしょうか。
まず、キャディーバッグに入れるものとしてはゴルフクラブ、ゴルフボール、グローブ、ティー、マーカー、タオル、日焼け止めスプレーなどがあります。ちなみに、持ち込めるゴルフクラブは最大で14本までであり、ラウンドをスタートした時点で15本以上持っているとペナルティがつくので注意してください。また、初心者はゴルフボールを紛失しやすいので1ダースは用意しておいた方がよいでしょう。さらに、マーカーはうっかり忘れてくることが多いので要チェックです。それから、キャディーバッグには必ず名前を書いておいてください。万が一、他人のものと間違ってしまうと後が大変です。
一方、ボストンバックにはゴルフウェア、ゴルフシューズ、帽子、着替え用の下着や靴下、帰りに着る服など、主に自分が身に付けるものを入れます。これはゴルフ場に到着した時点でキャディーバッグを受付に預けるので、コースに出るまでその中の荷物の出し入れができなくなるためです。
ゴルフの道具選び!初心者はなにから準備すればいい?
プレー中の服装は襟と袖のあるスポーツシャツを着用し、裾はズボンの中に入れるのが基本マナーとなっています。また、ジーンズや作業着のようなラフなズボン、ゴルフシューズ以外の履物はNGです。さらに、女性の場合は、ショートパンツやミニスカートなどといった露出度の高い服装は避けた方がよいでしょう。それに、帽子を着用するのがドレスコードになっているゴルフ場もあります。ただし、服装に関する細かい規定はゴルフ場によっても異なるため、事前に確認をしておくのが無難です。
ゴルフ初心者でもこれだけ知っていれば大丈夫!ゴルフの服装マナーに関する基礎知識
ゴルフコースデビューの準備が整ったなら、最後に当日の流れを頭に入れておきましょう。
まず、ゴルフ場へは早めに向かい、少なくとも、1時間前にはゴルフ場に到着しておくのが基本です。車が到着すると係員が荷物を降ろしてくれますが、あらかじめ宅配で送ることも可能です。
次に、受付カウンターで受け付けをすませ、ロッカーのキーを受け取ります。ロッカールームでは着替えを行い、不要なものをロッカーに入れましょう。
そして、予定時間の10分前にはコースに集合し、スタートの前に挨拶、打順決め、素振りなどを行います。それからコースを回り、通常の場合は9ホール終了時点で昼食です。昼食後、後半のコースを回り終えれば、シャワーで汗を流したり、着替えをしたりして帰る準備を行います。
帰る直前にフロントでロッカーのキーを返却して清算を行います。ゴルフ場での大まかな流れは以上ですが、くれぐれも忘れものをしたり、間違って他人のものを持って帰ったりしないように気をつけましょう。
ゴルフに関して基本的な技術やマナーなどを学んだ後は、本格デビューの前にコースレッスンを受けることをおすすめします。
コースレッスンとは、インストラクターの指導を受けながら、通常数人ひとグループで一緒にコースを回るというものです。練習場で打ったり、本やネットで学んだりしただけではどうしてもわからない点が出てくるものです。
その点、インストラクターと一緒にコースを回れば、色々な疑問が解消され、本番の際にとまどうことも少なくてすむでしょう。また、練習場とゴルフ場ではプレー感覚が全く異なるものですが、事前にそのギャップを埋められるというのも大きなメリットです。それに、ゴルフ場には美しい景色や四季折々の自然に囲まれてプレーができるという魅力がありますが、ぶっつけ本番でコースデビューしたのでは緊張してそれどころではないでしょう。
一方、コースレッスンの参加者の多くは初心者なのでリラックスして周りの風景を楽しむことができ、余裕を持ってゴルフの楽しみを知ることができます。さらに、一人だけの参加者や女性だけのグループも非常に多く、レッスンの受講をきっかけに参加者同士が交流を深めることも珍しくありません。これもコースレッスンの魅力のひとつだと言えます。
さて、コースデビューのための準備がひと通り整えば、いよいよゴルフ場の予約です。ゴルフ場でプレーするには、会員以外は基本的に予約が必須となっているので忘れないようにしてください。予約の方法には大きく分けて、ポータルサイト、ホームページ、電話の3つがあります。まず、ポータルサイトはたくさんのゴルフ場の中からweb検索によって場所や料金など、条件の合ったところを絞り込めるのが大きなメリットです。しかし、システムに慣れていないと使いにくい場合があるのがデメリットだと言えるでしょう。
また、最初からプレーするゴルフ場が決まっているのであれば、ホームページから予約するという方法もあります。その場合、通常より料金が安くなったり、特典がついたりするケースが多いのがメリットです。最後は電話での予約です。わからないことがあれば確認しながらの予約が可能であり、初心者向けの方法と言えます。
なお、いずれの予約の場合でも希望のプレー日とスタート時間を尋ねられるのであらかじめ決めておいてくだい。もし、予約時間に来られなかった場合はキャンセル料が発生する可能性が高いため、キャンセルの扱いについてはしっかり確認しておくことが大切です。
ゴルフのコースデビューに限らず、初めての経験はどんな場合でも緊張するものです。
しかし、事前にマナーやルールを学習するなどして前もって準備を積み重ねておけば、緊張感も大幅に緩和させることが可能です。
特に、ラウンドレッスンは本番さながらの練習ができ、大きな自信にもつながります。したがって、準備の最終段階で経験しておくことをおすすめします。一歩一歩着実に準備をすすめてゴルフコースデビューを楽しいものにしていきましょう。