こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。今回は「ゴルフスイングをシンプルに考えてゴルフ上達をする」をテーマに記事を書きました。
こんな方いませんか?
「YouTube動画を見過ぎてゴルフスイングについて混乱している」
「ゴルフ理論や〇△□打法など、色々な情報がありすぎてどれを選べばいいのか分からない」
そんな方は、今回の記事を最後まで読んで自分な合ったゴルフスイングを見つけてみて下さいね。
ではご覧ください!
【本記事の目次】
・初心者ゴルファーは回転運動を意識してスイングをする
・初心者ゴルファーは腕でボールを叩いて飛ばそう!
・アメリカのゴルフアカデミーは手打ちからレッスンを開始する!?
この3項目で記事をお届けします。
5分ほどで軽く読めてしまう内容です。
ぜひ最後まで読んで下さいね!
結論を先に言ってしまうとゴルフスイングは回転運動です。そして回転させる大きな部位は肩と骨盤の二か所です。じつは肩と骨盤の回転がスムーズに行えないと「手打ちスイング」「スムーズに見えないスイング」になってしまうのです。
そしてこう私が言うと「具体的にどれくらい回転させればいいの?」と思う方もいるでしょう。
数値的には、バックスイングで骨盤は45度、肩は90度回転するのが理想と言われています。つまり肩と骨盤の捻転差は45度いうわけです。しかし、ゴルファーには体の硬い人もいるし、反対に柔らかい人もいますよね。
そんなこともあり理想は「骨盤45度、肩90度の回転角度」ではありますが、自分の柔軟性に合った回転角度を見つけることが自分に合ったスイングを見つけることには重要だと私は考えています。体の硬いゴルファーは無理に理想の角度まで回転させなくても大丈夫です。
もしこのコラムを読んで頂いている読者さんの体が硬ければ肩の回転角度は80度でもOKです。じつは無理に回転をしてしまうと「スウェー」「リバーススパインアングル」などのスイングエラーが起きたりするんです。
そんなこともあり柔軟性に合わせて肩・骨盤を回転させることが正解なんです。
次の項目では「初心者ゴルファーは腕でボールを叩いて飛ばそう!」を説明します。続けて読んでくださいね。
※合わせて読んでほしい記事
【ゴルフスイング】腰、骨盤を正しく回せる左足の使い方!
https://miyashita-golf.com/archives/4047
ゴルフスイングで腕はクラブを上下に振り降ろすことによりボールを叩く動作を行います。掘り下げて説明するとヒンジングと言われる肘の曲げ伸ばし動作と、手首の曲げ伸ばしを行うコッキングを組み合わせて使います。
じつはこの動作が正確にできることにより地面の上にあるボールを打つことができるのです。さらにゴルフボールを強く打つことができるようにもなるのです。
結果としてボールを遠くに飛ばすことができるんですね!そして初心者ゴルファーさんは、この叩く動作を苦手にしている方が多く、ついすくい打ちになってしまい、結果的に空振りやトップのミスが出やすくなるんです。そこでそんなミスをなくせるお勧めの練習方法を二つ紹介しましょう!
①ハンドハンマー(かなづち)で釘を打つ使う動作をイメージする
これは説明するまでもありませんが、かなづちで釘を打つ時の手首の動作をゴルフクラブを持った時に再現するだけです。バックスイングで出来たコッキング(手首の角度)を少しずつほどきながらクラブを下す動作です。手首の角度をちょうど良いタイミングでほどけた時に強いパワーを出せることに気付けるはずです。
②インパクトバッグ(練習器具)を使ったトレーニングをする
ちなみにインパクトバッグとは、ゴルフ教育の基礎を作ったG・ワイレン博士が「世界で最も効果的」と言っている練習器具です。皆さんも叩く動作を身に付けて飛距離アップに挑戦してほしいと思っています。興味のある方は試してみても面白いと思います。
次の項目では、効率よくフォーム作りできるコツを紹介します。最後の記事もお見逃しなく!
※合わせて読んでほしい記事
バックスイングで肩が90度回らない
https://oncole.jp/column/detail.php?id=6999
ここまでの記事を読んで初心者ゴルファーさんの中にこう思う方いませんか?
「回転運動と叩く動作を上手く組み合わせるにはどうしたらいいのか?」
「組み合わせる方法とかコツってあるのかな?」
そんな方は、この三項目をしっかり読んで下さいね!じつはスイング作りの難しい要素の一つに、いろいろな動作を組み合わせなければいけないことがあります。違った動作を同時に行うことは、初心者ゴルファーさんにとってはとても難しく感じるはず!
そこで私が提案したいのがアメリカのゴルフアカデミーでのレッスン方法です。じつはアメリカの多くのゴルフアカデミーでは「手打ち」からレッスンを始めるそうです。「えっ!」と驚く方も多いことでしょう!つまり腕でボールを叩く動作を、さらにボールに当てる動作を最初にトレーニングをするのです。
まずは腕だけを使った手打ちでボールを打つ楽しさ、ボールが当たる感覚をつかむのです。そしてボールを当てる感覚を身につけてから肩・骨盤の回転運動の練習をするのです。
腕でボールを叩く動作を作ってから回転動作の練習を行うことがシンプルなスイング作りの近道なのです。そんな理由で初心者ゴルファーさんは、肩や骨盤の回転からスイング作りをするのではなく、まず最初に手打ちから練習を始めてほしいのです。
※あわせて読んでほしい記事
【ゴルフスイング】インパクトの手元の浮きを直す
https://oncole.jp/column/detail.php?id=7075
今回は、「ゴルフスイングをシンプルに考えてゴルフ上達をする」をテーマに記事をお届けしました。シンプルに考えるゴルフスイングと、そのスイング作りの方法を順序立てて説明させて頂きました。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
Have a nice golf !
さようなら~