こんにちは宮下芳雄です。
今回は「本間ゴルフ ツアーワールド TW747 455 ドライバー」の試打レポートをお届けします。
日本の老舗ゴルフメーカーである本間ゴルフは今とっても注目されていますね!
なんでかって?
ご存知の方も多いことと思いますが、現在ワールドランキング1位(2019年2月26日現在)のジャスティン・ローズ選手がクラブ契約しているからです。
さらに契約が変わり、たった2試合目で彼は「ファーマーズ・インシュランス・オープン」を優勝し本間ゴルフは熱くなっています。
では私の所属コースで行った「本間ゴルフ ツアーワールド TW747 455 ドライバー」の性能や飛距離などのインプレッションをお届けします。
ツアーワールド TW747 455 ドライバーは どんなゴルファーに合うのか?
Gridge読者のみなさんが一番気にしていることは「ツアーワールド TW747 455ドライバー」はどんなスタイルのゴルファーに向いているのか? だと思います。
ずばり言います!
「左へのミスを抑制したい」
「風に強いボールを打ちたい」
「ボールを叩いても曲がりの不安なくボールを飛ばしたい」
などと思い描いている方に間違いなく合います!
名前の通りヘッドの体積は455ccです。
ヘッドサイズは同時に発売された「TW747 460」より、一回わり小さいくらいの大きさです。
そしてヘッドデザインはクラシカルな洋なしを思わせる形状になっています。
これは同時に発売された「TW747 460」と異なったデザインですね!
ヘッド先端部分が膨らんでいることもあり、持ち球がフック系の方が好む顔つきになっています。
前モデルと新モデルである「TW747 455」との大きな違いはクラウンの素材です。
「TW747 455」では軽い肉薄カーボンを使用しています。
これは海外メーカーの多くがすでに採用をしていて、低重心化を強化する効果があります。
これにより、「有効打点エリアが広くなる(ミート率が上がる)」「打ち出し角度が高くなりキャリーが稼げる」「バックスピン量が少なくなる(キャリーが増え、ランが出やすくなる)」などの飛距離アップを期待できるのです。
そして他のメーカーはクラウンにカーボンを薄く浮き上がらせるような塗装加工をしているものが多いです。
これによりレーシーな感じがして視覚的にボールが飛びそうな気持ちになります。
しかし、本間ゴルフはあえてそれをしていません。
カーボン素材を使いながら、あえてそれを表に出さないところに「日本の匠集団」「Made in Japan」を感じますね!
そしてヘッドを横から見てみましょう。
ヘッド後方部分の形状はそれほど低くなく、シャローバックの度合いも少なくなっています。
さらにフェースアングル(フェース向き)は右を向いていて、「引っかけ」「チーピン」など左へのミスが出にくい顔つきをしています。
さらにソールのトウ側にはチタンウェートが埋め込まれているので、つかまり過ぎを抑えるデザインになっています。
今回のクラブスペックは「ツアーワールド TW747 455ドライバー 10.5度」です。
打球はロフト角10.5度の割に少し低く飛び出しました。
しかもアゲインストにも負けない、低スピンの重い弾道です!
打球音は中級者以上が好まれる「パキィーン」という心地の良い音色。
さらにコンタクト後の打球初速の速さを強く感じました。
打ったボールのほとんどが軽いフェードボールを描き、左へ曲がる球は出ません!
意図的にインサイドアウト軌道でスイングをし、さらにフェースローテーションを強くしても大きなフックボールが出ることはありませんでした。
ここ一番、飛距離を出そうとボールを叩きにいったり、振りにいったときでも左へのミスが出づらいドライバーだと思います。
ロフト選びは9.5度よりも10.5度のほうがお勧めです。
その理由は2つ!
①ツアーワールド TW747 455ドライバーのリアルロフトは表示より1度少ないから
②低スピン弾道が出やすいヘッドデザインだから
ボールが上がり過ぎてしまう方、ふだんからスピン量が多い方以外はロフト選びを慎重にしてみてくださいね!
そして本間ゴルフではシャフトを自社で製造しています。
そんなこともあり、TW747 455 ドライバーにはVIZARDシリーズのシャフトをお勧めします!
本間ゴルフ製のVIZARDは、いろいろなタイプのゴルファーに合う「VIZARD for TW747 50」のほかに、シャフト先端がしなる弾き系の「FD」、中間がしなりつかまり具合を抑制している「FP」など、特性の違うシャフトが3種類あります。
みなさん個々のスタイルにフィットしたシャフト選びもお忘れなく!
封印を解かれた爆発するような飛距離をぜひ体験してみてください。
ではまた次回です。