レッスンコラム

バックスイングでスウェーを直す

宮下 芳雄

こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。

今回のテーマは「スウェーを直す」です。

こんなゴルファーさん、いませんか?

「バックスイングで体が右へ流れてしまう」
「軸がブレているのは分かるけど自分で直せない」
「どうしたら軸を安定させる方法って何だろう?」

そんなことでお悩みのゴルファーさんは、今回の記事を最後まで読んで悩みを解決してくださいね!

【本記事の目次】
①スウェーとは何か?
②何に気をつけたらスウェーが直るのか?
③スウェーを直す練習方法!

今回の記事ははこの3本立てでお届けします。

①スウェーとは何か?

では最初に、そもそもスウェーとは何かです。

スウェーとは、バックスイングをする際にスイング軸が右へズレる悪い動作のことを言います。

そして、この悪い動作によりダフリやトップなどボールが上手くとらえられないミスが出てしまうのです。

ちなみにひと昔前のPGAツアーの選手の多くは、少しスウェーをしてスイングをしていました。

その理由はひと昔前のPGAツアー選手の多くが体重移動を飛距離のパワーソースにしていたからなんですね。

しかし現在、PGAツアー選手の多くは、スウェーをしている選手はほとんどいません。

逆にアドレスの位置より腰が少し引けるくらいの選手をよく見るはずです。

そんなこともあり読者のみなさんにはスウェーをしっかり直してほしいのです。

次の項目では何に気を付けたらスウェーが直るのかを説明します。

続けて読んでくださいね。

②何に気をつけたらスウェーが直るのか?

ずばり言ってしまうとバックスイング時に下記に書いたことを気を付けてみましょう。

・バックスイングで骨盤を回し過ぎない
・バックスイングで体重移動を意識し過ぎない
・時間を掛けてバックスイングしない

さらに深掘りすると理想的な骨盤の回転角度は45度です。

じつは、この角度以上に骨盤を回すとスウェーが起きやすくなるのです。

さらに、体重移動することは決して悪いことではないのですが、過剰に行うとスイング軸がずれてしまいスウェーの原因になります。

体重移動は軸が動かない程度にしておきましょう。

そして意外かもしれませんが、ゆっくりバックスイングをし過ぎるとスウェーになりやすくなります。

ゆっくりスイングをし過ぎると余分な動きが生じやすくなるので注意したいですね。

最後の項目では、具体的な練習方法を説明します。


※あわせて読んでほしい記事
【スイングの仕方】基本から練習方法までゴルフ初心者が必ず習得すべき3つのポイント
https://miyashita-golf.com/archives/1799

③スウェーを直す練習方法!

最後は、スウェーを直す方法を順序立てて説明していきます。

・両足を揃えて構える
・足を閉じたままでスイングをする
・スイング中は肩、骨盤の回転をしっかりおこなう
・スタンス幅をいつも通りに戻しボールを打つ

これによりスウェーだけでなくスライド(ダウンスイングで目標方向へスイング軸がズレるスイングエラー)も改善することが出来ます。

つまり左右に軸がブレてしまうミスを抑制することができるのです。

くわえて右足内側で地面を踏みながらバックスイングをしましょう。

少し大袈裟に言うと右足の外側が浮くくらいでOKです。


※あわせて読んでほしい記事
【ゴルフスイング】捻転の深いバックスイングができる5つのコツ【練習ドリルも紹介】
https://oncole.jp/column/detail.php?id=2861

今回は「スウェーを直す」ことをテーマに記事をお届けしました。

ゴルフは、スイング軸が動いてしまうとボールのとらえ方が不安定になり結果的にミスショットが出やすくなります。

スイング軸を安定させ、スウェーを抑制して良いショットをいっぱい打ってきてくださいね。

今回は以上です。

ではHave a nice golf!

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