レッスンコラム

ドローボールの打ち方

宮下 芳雄

こんにちは宮下芳雄です。
今回はドローボールが打ちたい人へ向けた記事です。

「ドライバーがスライスばかりで飛ばなくて悩んでいる」
「スライスが直ればもっとOBが減るのに・・・」

そんなドローボールが打てたら解決できることで悩んでいる方は、この記事を最後まで見て自主練習の参考にしてください。
そして次回のラウンドでは「キレイなドローボールだね!」「あのドローボール飛んでたね!」と声掛けしてもらえたら最高に気分が良いと思います。
ではご覧ください。

【目次】
・ドローボールを打つにはインサイドアウト軌道は必須!
・フェースの向きは軌道に対してクローズになっているのか確認する
・ミートする場所も大切、打痕をチェックしよう!
・手元が浮いてしまうとライ角がフラットになりつかまらない!
・ボールの位置でドローボールを作る!

ドローボールを打つにはインサイドアウト軌道は必須!

ドローボールを打つにはインサイドアウト軌道でクラブを振ることがとても重要です。
そこで大切なのが、どのように行動すればインサイドアウト軌道でクラブを振れるかですね!

ずばり右脇を締めてダウンスイングをしてください!
この時に骨盤の回転を主導的に行い、一呼吸置いてから肩を回転させるとインサイドアウト軌道を描きやすくなります。

ポイントは「右脇を締める」「骨盤の回転」を大袈裟に行うことです。

フェースの向きは軌道に対してクローズになっているのか確認する

軌道に対してフェース面をクローズにしましょう!
じつはインサイドアウト軌道にクラブを振ることができたとしても、そのスイング軌道に対してフェース面がオープンになっているとドローボールを打つことができません。
スイング中にフェース面がオープンになっていないかを確認することが重要です。

①アドレスで目標に対して開いていないか?
②ハーフウェイバック(クラブヘッドが腰の高さ)でフェース面が少し下を向いているか?
③トップポジションで左手甲の角度が平らになっているか?
④ハーフウェイダウン(ダウンスイング時、クラブヘッドが腰の高さ)でフェース面が少し下を向いているか?
⑤コンタクト(インパクト)時にフェース面が開いていないか?

などなど上に挙げた5項目をチェックする必要があります。
通常のスピードでフェース面の向きをチェックすることは難しいので、ヘッドスピードをかなり抑えた素振りなどで確認することが大切です。

ミートする場所も大切、打痕をチェックしよう!

ドローボールを打つにはフェース面のトウ側でボールヒットしましょう!
じつはドライバーのフェース面にはアール(弧)が付いています。

コンタクト(インパクト)した時に当たった場所によりボールの曲がりに影響が出るのです。
ずばりフェース面のトウ側でボールヒットができると「ギア効果(物理的現象)」により打球にドロー回転が掛かりやすくなります。

詳しく説明しましょう!
フェース面のトウ側にボールヒットすると、ドライバーのヘッドはインパクトの衝撃でで時計周りに右回転をします。
そしてゴルフボールはクラブヘッドとは逆に反時計回りに左回転をするのです。

これはゴルフボールとフェース面とに摩擦が生じ、工作機械のギア(歯車)のようにボールはフェースと逆方向に回転していく物理的な現象なのです。
ちなみにヒール側に当たればスライス回転がかかりやすくなります。

手元が浮いてしまうとライ角がフラットになりつかまらない!

ゴルフ経験者ならご存知の通り、ライ角がフラットになるとボールのつかまり具合が弱くなります。
つまりドローボールが打ちにくくなるのです。
そのために大切なことは2つ!

①前傾角度の伸び上がり
これを深く掘ると、バックスイング時の伸び上がり、ダウンスイング時の伸び上がりに分けることができます。

②ハンドアップに気を付ける
じつは前傾角度が伸び上がってしまうと、手元が浮いてしまい結果として「ハンドアップ」になってしまいます。
元々スイング中に両腕に遠心力が掛かりハンドアップになってしまうのですが、
前傾が伸び上がってしまうとその動作がさらに強くなってしまうのです。
結果的にライ角がフラットになり過ぎてしまいドローボールが打ちにくくなるのです。
肩の水平回転は間違いで、最新理論はサイドベンドで肩を縦回転させて飛ばす!

ボールの位置でドローボールを作る!

じつは、ボールの位置ってとても重要なのです。
その理由は、ボールの位置によりフェース開閉タイミングが変わったり、スイング動作がボールの位置により変化してしまったりするからです。

詳しく説明していきましょう!
まずボールを右へ置いてスイングすると、ダウンスイングで肩が開きにくくなり、結果としてインサイドアウト軌道を描きやすくなります。

つまりドローボールを打つためのスイング動作ができるようになります。
そして逆にボールを左へ置くとクローズフェースでコンタクトしやすくなります。
軌道に対してクローズフェースでコンタクトすればドロー回転のボールが打ちやすくなるのです。

「えっ!? 右でも左でもどっちでも良いってこと?」と思われる方も多いことでしょう。
話を整理します。
アウトサイドイン軌道が原因でドローボールが打てない人は、ボールを通常よりボールを右へセットしてスイングをしましょう。

そしてスイング中にフェースが開いてしまいドローボールが打てない人は、ボールを左へセットすることで軌道に対してクローズフェースになった状態でコンタクトしやすいスイングを目指しましょう。
ゴルファーのスタイル、スイングのクセにより両方を試してみて、自分に合ったボールの位置を見つけてくださいね!

ではHave a nice golf!

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