こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は、ゴルフマーカーについて詳しく解説をします。
こんな方いませんか？

「そもそもゴルフマーカーって何？」
「正しいゴルフマーカーの使い方が分からなくて困っている」
「お勧めのゴルフマーカーを教えてほしい！」

そんな方は、今回の記事を最後まで読んで正しいゴルフマーカーの知識を学んだり、お好みのゴルフマーカーを見つけてくださいね！

今回の記事の項目は3つです。

【本記事の目次】
・ゴルフマーカーとは？
・ゴルフマーカーの使い方
・プロや一般のゴルファーはどんなマーカーを使うの？
・オススメのゴルフマーカー5選！

5分くらいで読めてしまう内容です。
移動時間や休憩時間に軽く読んで下さいね！

ゴルフマーカーとは、「グリーン上でゴルフボールを拾い上げるときに、ゴルフボールが置いてあった場所を目印としてマークするために使用する人工物です。

具体的にマークとして使われるものはコイン、ボールマーカー、ティーペグなどです。

ちなみに草や石など自然物をゴルフマーカーとしてルール上使用することができません。

ゴルフマーカーは、グリーンの上で使います。
具体的には、セカンドショットやサードショットなどを打ったあとグリーンにボールが乗った時に使います。

グリーン上に乗ったボールの真後ろにマークを置くことによりボールを拾いあげることができます。
このことを「ゴルフボールをマークする」と言います。

そして拾い上げてからゴルフボールについた泥などの汚れをふき取ることができます。
さらにゴルフのルールを踏まえたお話をすると、グリーン上でパッティングをする際にプレーヤー同士のボールが当たってしまうと、ボールを当てた側のプレーヤーにペナルティーがついてしまいます。

それを防ぐ為にグリーン上にゴルフボールが乗った場合はマークをしてゴルフボールを拾い上げなければいけません。

くわえてアプローチショットをしたときに他のプレーヤーのボールにアプローチショットをしたボールが当たってしまうと、思いもしない方向へボールが飛んでしまったりします。

つまりルール的にもマナー＆エチケット的にもゴルフボールがグリーンに乗ったらゴルフマーカーを使ってボールを拾いあげる必要があるのです。


【正しいマークの仕方】
①自分のボールとピンに向かいボールの真後ろにゴルフマーカーを置く。
②ボールを拾い上げる（ボールの汚れを拭くことができる）
③自分がパッティングをする順番がきたら、マークをしている元の位置にゴルフボールを置く。
④パッティングをする。


【グリーン上でのルール＆マナー】
ゴルフマーカーの使い方にはルールとマナーがあります。
一般的なゴルフマーカーの使い方を色々な状況別に説明していきます。

①動かしたゴルフマーカーを元の位置に戻し忘れてパッティングすると2打罰です。
②マークをせずにグリーン上にボールを置いていたら、他のプレーヤーのアプローチしたボールが当たってしまった場合はともにペナルティはありません。
ボールを当ててしまったプレーヤーはボールが止まった位置から続けてプレイを続けます。
反対に当てられたプレーヤーはボールが元あった位置と思われる場所からプレーを続けます。
③マークしないでグリーン上にあるボールに同伴者がパッティングをしたボールが当たってしまった場合、当ててしまったプレーヤーは2打罰でボールが止まった位置からプレイを続けます。
反対に当てられてしまったプレーヤーは無罰でボールが元あったと思われる位置からプレーを続けます。
④グリーン上で自分のマークしたゴルフマーカーに、他のプレーヤーのボールが接触して、ボールのラインが変わってしまった場合は双方無罰（ペナルティなし）です。

【ゴルフマーカーはボールの後ろに置きます】
ゴルフマーカーは、ゴルフボールの真後ろに置いてマークをします。
その際ボールから2インチ（5.08㎝）以上離れてはいけません。
ルールブックには、「球の直後またはすぐ近くに置くこと」と明記があります。

しかし、「直後でなければならない」とルールブックには明記はありません。
つまり「リプレース=ボールを元にあった場所に戻すこと」がルール的に大切だということなのです。
言い方を変えるとリプレースするつもりでも2インチ（5.08㎝）以上離れた場所にマークをした場合は、
ルール的に誤所からのプレーになってしないペナルティーの対象となってしまうので注意が必要です。

【自分のゴルフマーカーが他のプレーヤーのライン上にある場合は？】
同伴者のボール位置と自分のマーカーの位置を見てパッテイングラインに掛かるようだったら、先に気を利かせて「マークを動かしましょうか？」「ラインの邪魔になりませんか？」と同伴者に声掛けをしたいですね。

ゴルフマナーとしては、ゴルフマーカーが同伴者のパッティングラインに掛からないようにマークを移動します。

①ゴルフマーカーを移動する方向を決める。木などの固定物を目標となるように設定する。
②目標の方向にパターヘッドを合わせる。
③パターヘッド一つ分、ゴルフマーカーの位置をずらす。※一つ分でもずらし足りない場合は同じ手順をもう一度繰り返し、パターヘッド分一つ分ずらす。
④同伴者がパッティングを打ち終わったら③と逆の手順でゴルフマーカーを元の位置に戻してパッティングする。

※あわせて読んでほしい記事
ゴルフ場・ゴルフ初級者編～ボールマークの仕方
https://oncole.jp/column/detail.php?id=1499

プロゴルファーやゴルフ上級者はコイン（硬貨）を使うことが多いいです。
そしてスマートなゴルファーさんはブランドのマーカーを使っていることが多いいですね。

しかし、一般的に多く使われているのがゴルフ場においてあるゴルフ場オリジナルのマーカーです。

その理由は、ほとんどの場合、ゴルフ場で無料でもらうことができるからです。
無料のゴルフマーカーは、マスター室やフロント、あるいはスタートホールに置いてあることがほとんどです。

①ゴルフ場でもらえる無料のマーカー
一番使用率の高いゴルフマーカーです。
ほとんど無料でもらえるのが嬉しいですね！
トンガっている部分をグリーンに刺して使います。
使わないときはパターのグリップエンドの穴に付けることもできるのでとても便利です。

②コイン（国内、海外の硬貨）
日本の硬貨はもちろん、海外の硬貨を使うとおしゃれな感じがしますよね。
どの硬貨を使うかは、ゴルファーさんのお好みですね！

③カジノマーカー
カジノで使われているチップを模して作られているデザインのゴルフマーカーです。
大きなデザインが多く、最近では企業ロゴやゴルフブランドを印刷したカジノマーカーもあり人気になっています。
ただし大きなマーカーということもあり、他の同伴者のパッティングの邪魔になるときは、マナーとしてマーカーの位置をずらしたり、
大きさの小さいものを使うようにしたいですね！

④マグネット式マーカー
帽子のつばに装着したりリストバンドに装着するタイプがあります。
付属の部品がある為、他のゴルフマーカーよりお値段が高かったりスイング中の衝撃などでマグネットが外れてしまい紛失することがあるので気を付けたいですね。

⑤立体マーカー
人気キャラクター、ブランドロゴが立体的に立っているゴルフマーカーです。
ロングパットなどマークしている位置から離れていてもマークした位置を見失うことがないので便利ですね。
ただし、カジノマークと同様に他の同伴者のパッティングの邪魔になるときは、マナーとしてマーカーの位置をずらしたり大きさの小さいものを使うようにしましょう！

※あわせて読んでほしい記事
【2020年】新しいゴルフ規則①
https://miyashita-golf.com/archives/383

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
じつはグリーンの上でゴルフマーカーを使う際にルールがあったり、ゴルファーとしてのエチケットやマナーがあります。
ゴルフ経験が少ない初心者ゴルファーさんにとって「ゴルフのマナーが分からなくて困ってます」または「ゴルフのエチケットを教えてほしい」と思う方がいる思います。

そんな方は、ゴルフ場で行っているラウンドレッスンやコースレッスンがお勧めです。
実際のゴルフ場を使ってマナーやエチケット、さらにゴルフのルールなどを学ぶことができます。
興味のある方はぜひ参加してみてください！

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