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レッスンコラム

【パッティングの超基本】パターの握り方を分かりやすく解説【おすすめグリップ4選】

宮下 芳雄

こんにちは、プロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は、パターの握り方をテーマに記事を書きました。
結論を先に言ってしまうとカップインできる確率が高ければどんな握り方でも大丈夫です。
しかし、プロゴルファーのグリップを観察するとパターの握り方は大きく4種類あることに気づきます。
その4種類の握り方についてメリットや注意点などを深堀して説明していきます。
ゴルフ経験者はもちろん、ゴルフ初心者さん、さらにパターが苦手な人は、意外な気づきをして頂けるはずです。
ではご覧ください!
本記事の目次は4つです。


【本記事の目次】
・T.ウッズも採用、プロゴルファーの多くが逆オーバーラッピンググリップだ!
・クロスハンドグリップは方向性をアップさせる!
・S・ガルシアは、クロウグリップで繊細なタッチと距離感を実現
・B.デシャンボーも採用、アームロックグリップでパッティングマシーンになる!


この5項目を最後まで読んで頂いて自分にあったパターの握り方を発見してくださいね!
ではスタートです!


■合わせて読んでほしい記事
パッテイングが上達するには距離感を練習しよう!
https://oncole.jp/column/detail.php?id=543

T.ウッズも採用、プロゴルファーの多くが逆オーバーラッピンググリップだ!

まず1つ目の握り方は、逆オーバーラッピンググリップです。
この握り方は、パターの基本的な握り方です。
その理由は、世界で一番この握り方でパッティングをしているプロゴルファーが多いいからです!
では具体的な握り方を説明していきましょう。

【逆オーバーラッピンググリップ】
①ショットをする時の握り方をします
②右手の小指を外します
③左手の人差し指を外します
④右手の小指を先に戻します
⑤左手人差し指を右指の上に置いたり、右手小指に絡めたりします

このグリップにより手首をロックができて、肩の回転でパッティングがしやすくなります。
結果として安定性の高いパッティングがしやすいこともあり多くのプロゴルファーから選ばれている握り方なのです。
パッティングに悩んでいる人は、まず最初にこの逆オーバーラッピングを試してみてください。

ちなみにこのグリップはT・ウッズ選手も採用をしています。
さらに2021年のマスターズチャンピオンの松山英樹プロも逆オーバーラッピンググリップでパッティングをしています。

そして逆オーバーラッピングと言っても人差し指を伸ばす握り方だったり、左手人差し指だけでなく中指も絡めたりする工夫をしたグリップでパッティングをするプロゴルファーもいたりします。
基本の握り方に、自分なりの少しアレンジを加えても面白いですね!


クロスハンドグリップは方向性をアップさせる!

2つ目の握り方は、クロスハンドグリップです。
ずばり言ってしまうと逆手でグリップする握り方です。

具体的にはグリップをしたときに右手グリップを上にして左手グリップを下にします。
ちょうど右利きのゴルファーが左利きの握り方にする感じですね。
ちなみにクロスハンドグリップは、左手1本でパッテイングをしている感じが少しするはずです。

つまり右手の力や動作を抑制しやすいグリップなのです。
さらにストローク中に握りが緩みにくいことが特徴で、手元をしっかりホールドしてパッティングをしたいゴルファーに合う握り方でもあります。
ストローク中にフェースの向きが極端に開いたり閉じたりし難いこともあり方向性がとても良い握り方だと言えます。

ちなみにこのグリップを採用しているプロで有名のはマスターズ、全英オープンのメジャータイトルを優勝をしているJ・スピース選手です。
ショートパットの方向性に悩んでいるゴルファーさんにお勧めですね。


S・ガルシアは、クロウグリップで繊細なタッチと距離感を実現

3つ目の握り方は、クロウグリップです。
このグリップは、左手はオーバーラッピンググリップと同じ握り方です。

そして右手は、かなり変則的な握り方をします。
具体的にその握り方を説明していきましょう。

まず右手の指を伸ばます。
さらに右手の甲は正面に向けて力を入れずに添えるだけにします。
右手は添えるだけなので右手の力や右手の動作がパッティングストロークに大きく影響をしなくなります。
つまり左手だけでパッティングをする感じになります。
言葉を言い換えると左腕一本でのパッティングストロークをしている感じになるんです。

そんなこともありこの握り方は、ショートパットが苦手だったり、イップスと言って「手が動かなくなる」「手が震える」「急に力が入ってしまう」などの悪い動作を抑制することができるのです。

ちなみに、このクロウグリップでパッティングをしているPGAツアー選手はマスターズチャンピオンでもあるS・ガルシアが有名ですね。
さらに日本人選手では片山晋呉プロなどもクローグリップを採用していることで知られています。
読者さんの中にイップスなどでパッティングに深く悩んでいる方はぜひ試してみてほしい握り方です。



B.デシャンボーも採用、アームロックグリップでパッティングマシーンになる!

4つ目の握り方は、アームロックグリップです。
まずこの握り方は、41インチ前後の中尺パターと相性が良いグリップです。

具体的には、グリップエンドを左腕の真ん中の位置に置きグリップ全体を左腕に密着をさせます。
まるでグリップと左腕を一体化させたようなイメージの握り方なのです。
さらに右手は通常のように握ったり、手ではなく左腕に添えるような握り方をします。
そしてこのグリップのメリットは2つ!

①左肩を支点にした振り子でパッティングができる
②フェースの向きがひじょうに安定する

そんなこともありショートパットの方向性に強く悩んでいるという人は、一度試してほしい握り方ですね。
一つ注意することは、この握り方をすると強いハンドファーストで構えることになります。

その為に通常のパターよりロフト角の大きいパターを使いましょう(通常ロフト角2~4度、お勧めロフト6度~8度)
ちなみにアームロック専用パター(SLK GOLF)も発売されています。
興味のある方は使ってみても面白いと思います。

ちなみに、アームロックを採用している選手は、PGAツアー屈指の飛ばし屋でもあるB.デシャンボーがとても有名ですね!
PGAツアーNo1の飛距離にアームロックグリップを採用したメカニカルなパッティングをかね備えているので、飛ばしてさらにスコアを出せるプレーができているんですね!


■合わせて読んでほしい記事
【B・デシャンボーも採用】アームロック式パッティングスタイルが良い3つの理由
https://miyashita-golf.com/archives/2529

最後にまとめ

ここまで読んで頂いてありがとうございます。
パッティングで悩んでいる人は、まず基本中の基本である握り方を色々試してみましょう。
人によって握りやすいグリップやカップインの確率が上がる握り方が違います。
思考を停止せずに、慣れない握り方にもドンドン挑戦してみてくださいね!
では今回は以上で終わります。
Have a nice golf !
さようなら~

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