こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は、ゴルフ初心者さんに知っておいてほしい記事を書きました。
記事のテーマは「ゴルフ初心者さんのためのスコアのつけ方」です。こんな初心者ゴルファーさんは、いませんか?
「そもそもゴルフのスコアについて知らないので教えてほしい!」
「今週初めてラウンドするけどスコアカードのつけ方が分からなくて心配です」
そんなことで悩んでいる方は、今回の記事を最後まで読めばお悩みを解決できるはずです。
【本記事の内容】
①ゴルフのスコアのルールとは?
②ゴルフスコアの数え方とは?
③ゴルフでペナルティーになるケースとは?
まず最初にゴルフスコアのルールについて説明をします。
じつは、ゴルフでは、他のスポーツと違い審判がいません!つまりゴルフはスコアを自己申告するスポーツという訳なんです。
■ゴルフのスコアのつけ方とは?
ゴルフのスコアを記入するための紙であるスコアカードは、マスター室やスタートホール、フロントなどに置いてあることが多いです。
スコアカードには、ホールの番号、ハンディーキャップ(ホールの難易度)、距離などが記入されています。さらにスコアカードには、名前を書く欄があります。
自分の名前は1番左に書きましょう。
その横に自分のスコア数、加えて同伴者のスコアを書いてください。
ホールアウトしたタイミングでお互いのスコアを確認し合ってスコアを付けましょう。
これにより次のホールで誰が一番最初にティーショットを打つかがわかるようになります。
くわえて9ホールごとにスコアの合計を出します。
スコアカードをよく見るとスコアを書く枠内に点線などで区切られている場所があります。
ここにはパター数を記入しておく便利です。
その理由は、ショットやアプローチの打数とパター打数を別にすることで、ラウンド後の反省材料として使えるからです。
■ゴルフはスコアの少ない方が勝ち
先に結論を言ってしまうとゴルフはスコアは少ない方が勝ちです。
ゴルフというスポーツは、トータルスコアの少ない、多いを争うスポーツです。
でもこう私が言うと「新ペリア方式だと違ってくるのでは?」と思う方もいるでしょう。
確かにその通りです。プロゴルファーの競技ではないのですが、アマチュアゴルファーの場合は新ペリア方式(ダブルぺリアとも呼ばれています)というハンディキャップをつけた競技の仕方があります。
主に会社などで行うミニコンペ、クラブ競技などで採用されています。
ハンディをつけることでゴルフ経験やゴルフの上手い下手などにか関わらず、どんなゴルファーでも同じフィールドで楽しくプレーができる方法が、新ペリア方式なのです。
ちなみに新ペリア方式については下記をご覧ください。
【新ペリア方式について】
新ペリア方式とは、ぺリア方式をベースにしたハンデキャップ算出方式のことです。
ペリア方式の隠しホールが6ホールなのに対して新ペリア方式では12ホールの隠しホールを設定します。
パー合計が48になるように12ホールを選び、隠しホールの合計スコアを1.5倍したものからパー数を引いて、0.8倍した数字がハンディキャップとなます。
そしてどのホールが隠しホールになっているかは、ホールアウトしてみないとわからないようになっています。
そんな事もあり隠しホールと呼ばれているんです。
ゴルファー自身の実力よりも運的な要素が強いですがゴルフ経験者だけでなく、初心者ゴルファーにもチャンスがあります。
■ゴルフは基本18ホールの合計スコアで競います
ゴルフコースは、18ホールの合計スコアを競い合うルールです。
でもこう私が言うと「18ホール以上あるゴルフ場もあるけど…」と思う方もいるでしょう。
確かにその通りです。
少ないですがゴルフ場によっては、27、36ホールあるゴルフ場もあります。
■ゴルフのスコアは打数+ペナルティーで決まります
ゴルフは打数にペナルティーを加えたもがゴルフスコアになります。
そしてゴルフでは、特定のことしてしまうとペナルティが加えられてしまい、スコアが悪く、多くなってしまうのです。
こう書くと「じゃあ、何をしたらペナルティーになるの?」と思う方がいると思います。
この後の項目では、どんなことしたらペナルティーになってしまうかを順序立てて説明していきます。
続けてご覧ください!
■各ホールにはパー(規定打数)がある
ずばり言ってしまうと各ホールにはパー(規定打数)があります。
通常のゴルフ場では、パー(規定打数)は、18ホールで72が基本です。
でもこう言うと「プロの試合でパー71のゴルフ場を見たけど…」と思う方もいるかもしれませんね!
確かにゴルフ場によっては、パー(規定打数)が71や70のところもあります。
しかし、ほぼ8以上のゴルフ場ではパー(規定打数)72を採用しています。
そして全てのゴルファーは、このパー(規定打数)を目標としてラウンドをしてるのです。
2つ目のは、ゴルフスコアの数え方について説明します。順序立てて分かりやすく解説します。
■パー(規定打数)よりスコアが多い場合
パー(規定打数)よりも1打多いスコアのことをボギーと呼びます。ちなみに、なぜボギーと言うかは、諸説ありますが、イングランドの「I’m the Bogey Man, catch me if you can.」という歌がきっかけでそう呼ばれると言われています。
ちなみに「I’m the Bogey Man, catch me if you can.」を和訳すると「ボギーマンは、なかなか捕まえられない」という意味。
その意味が時を過ぎて「良いスコア!」という意味に変化をしてボギーと言う言葉が使われるようになったと言われています。
パー(規定打数)より2打多いスコアのことをダブルボギーと言います。
シンプルにボギーの2倍なので「ダブルボギー」と言われています。
ゴルフ経験が少ない初心者ゴルファーさんは、まずはダブルボギーを目標にプレーしたいものですね!
パー(規定打数)より3打多いスコアのことをトリプルボギーと言います。
ゴルフ経験のある人でもOB(アウトバウンズ)、池、3パットなど悪いプレーをした時に、パー(規定打数)より3打多いスコアのトリプルボギーを打ってしまったりします。
■パー(規定打数)以下のスコアの場合
パー(規定打数)と同じスコアの場合は、パーと呼びます。
パーという言葉の起源は、諸説ありますが株の取引で使われていた言葉が由来と言われています。
パー(規定打数)より1打少ないスコアのことをバーディと呼びます。
バーディは英語のバードが由来と言われています。
そしてアメリカではバードという言葉に「素晴らしい」という意味があり現在でも多くのゴルファーが普通に使っています。
パー(規定打数)より2打少ないスコアのことをイーグルと呼びます。
ちなみにイーグルは、ロングホールで3打で、ミドルホールなら2打、ショートホールなら1打ホールアウトすることです。
つまりプロゴルファーやゴルフ上級者でないとほぼ出ないスコアがイーグルなのです。
イーグルと呼ばれるようになった語源は、バーディ(小鳥)よりはるかに大きな鳥であるイーグルから来ています。
パー(規定打数)より3打少ないスコアのことをアルバトロスと呼ばれます。
プロゴルファーでもめったに出ることがないスコアです。
アルバトロスとはアホウドリのことです。
アホウドリが鳥の中でも長距離飛べる飛行能力を持っていることが名前の由来です。
ティーショットが、直接カップインした場合にホールインワンと呼びます。
ホールインワンは一生に一度あるかどうかぐらいの確率です。
アマチュアゴルファーがホールインワンをした場合、もしホールインワン保険に加入していると保険金がおりて記念品を贈ったり、記念旅行へ行ったりしてお祝いをしたりします。
ちなみに平均的アマチュアゴルファーがホールインワンをする確率は 「 約1/12,000」と言われています。
そしてプロゴルファーの場合は、 「約1/4,000」と言われています
プロゴルファーが試合などでホールインワンをすると、試合主催者から賞品や賞金が出たりします。
ゴルフで打罰(ペナルティー)がついてしまうケースについて説明をします。下記に書いたをプレーをした場合、通常のプレーの打数に打罰(ペナルティー)を加えてスコアを付けなければいけません。
【1打罰になるケース】
1打罰になるケースは以下の3つです。
■OB(アウトオブバウンズ)
OBとはアウトオブバウンズの略でボールがプレー区域外(通常プレーができない場所)にボールを打ち込んでしまったことを言います。
ティーショットがOBになった場合、1打罰を加えて第3打目でティーショットを打ち直しすることになります。
OBになった場合の他の処置の仕方としては、1打罰をくわえた後にボールがOBに入ったと思われる場所の近くから打つこともできます。
さらにローカルルール(各ゴルフ場の独自ルール)ではプレーイング4(前進4打)で処置をする事もあります。
プレーイング4が適用される場合、ティーショットがOBになったら1打罰をくわえてセカンドショット地点にある特設ティーから第4打目を打つことができます。
ちなみにこのレーイング4(前進4打)は、プレーファーストでゴルフをおこなうためのローカルルールなのです。
■池
池(ウォーターハザード)にボールを打ち込んでしまったケースも1打罰になります。
打ったボールが最後に池を横切ったと思われる地点とピンを結んだ後方線上の地点を基点にし、その後方線上で打つことができます。
さらに横切った地点から2クラブレングス以内でホールに近づかない場所にドロップして打つこともできます。
くわえて元打った位置に戻って打ち直すこともできます。
この3つの処置から選ぶことができます。
■ロストボール
プレー中に打ったボールを紛失してしまったことをロストボールと言います。
ちなみに打ったボールの行方が分からずに探すことができる時間は3分間です。
時間内に見つからなかった場合は、ロストボールとなり1打罰となります。
ロストボールになってしまった時は、元打った場所まで戻りボールを打ち直さないといけません。
【2打罰になるケース】
2打罰になるケースは以下の2つです。
■バンカー内の砂にクラブが触れる
バンカー内でボールを打つ時に、アドレスや素振りなどでクラブが砂に触れると2打罰になります。
ちなみにバンカー内にある木の葉や石などの自然物(ルースインペディメント)は、取り除くことができます。
■誤所からのプレー
誤所からのプレーをしてしまった場合、ストロークプレーでは、2打罰を受けてそのままプレーを続行します。
ちなみにボールを元の位置に戻して打ち直す必要はありません。
そして誤所の例を少しあげると下記の通りです。
・ティーインググラウンドの外から1打目を打った場合
・正しくないドロップをしてそのままプレーをした場合
・グリーン上で移動したマークを元の位置に戻さず、そのままの位置からパットをした場合
などなどです。
今回は、ゴルフのスコアについて記事を書きました。
ゴルフ経験の少ないゴルファーさんにとってスコアについての知識が少しでも高まったとしたら私として嬉しく思います。
スイングを良くしてスコアを良くすることはもちろんですが、無駄なペナルティーを貰わないようにゴルフスコアのルールをしっかり勉強してからコースデビューしてほしいです。
今回は以上です。
Have a nice golf !
さようなら〜