こんにちはプロゴルファーの宮下芳雄です。
今回は、初心者、中級者ゴルファーさんが効率よくゴルフが上手くなるための「ゴルフ基本知識」「スイングの基本」「スコアをよくする方法」「ゴルフメンタル」などをお届けします。
少しボリュームがあるので読者さん自身の興味のある項目だけ読んで下さいね。
ではじっくりご覧下さい。
【本記事の目次】
①ゴルフの基本知識
1-1. ゴルフクラブの種類と使い方
1-2. ゴルフボールの選び方
1-3. ゴルフコースの種類と特徴
1-4. ルールとマナーの基礎知識
②スイングの基本
2-1. グリップの正しい握り方
2-2. アドレスの姿勢とボール位置
2-3. スイングの基本的な動作
2-4. ゴルフスイングのポイント
③ロングゲームとショートゲームについて
3-1. ドライバーの打ち方と飛距離アップのコツ
3-2. アイアンショットの正しい打ち方と距離コントロールの方法
3-3. アプローチショットとバンカーショットの基本的なテクニック
3-4. パッティングの正しいフォームとラインの読み方
④スコアアップのための戦略
4-1. ティーショットの戦略
4-2. セカンドショット、サードショットの戦略
4-3. ショートゲームの戦略
4-4. コースマネジメントの基本戦略
⑤心のトレーニング
5-1. プレッシャーに強くなるためのメンタルトレーニング
5-2. スランプ脱出のメンタルケア
5-3. ゴルフに集中するためのマインドフルネス法
1-1. ゴルフクラブの種類と使い方
ゴルフクラブの種類にはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターなどがあります。
各クラブは、長さやロフト角などの違いがあり、それぞれのクラブには違った役割があります。
例えば一番長いクラブはドライバーで、その役割は飛距離を出すことです。反対に一番短いクラブはパターです。
その役目は、グリーン上にある小さいカップにボールを入れることです
そんなこともありゴルフクラブには、いくつかの種類がありそれぞれに役割が違うのです。
1-2. ゴルフボールの選び方
ゴルフボールには、「柔らかい、硬い」「スピン量性能、飛距離性能」などゴルフボールによって特性の違いがあります。
そして自分のプレイスタイルに合ったゴルフボールを選ぶことがとても大切です。
例えば飛距離を出したくてボールを曲げたくない初心者、中級者ゴルファーさんにはディスタンス系のゴルフボールが合います。
その理由は高い弾道でスピン量の少ないボールを打つことができるからです。
ただしスピン量が少ないのでグリーンでボールを止めにくいデメリットもあります。
反対にプロや上級者ゴルファーさんはスピン系のゴルフボールが合います。
なぜならスピン系のゴルフボールはその名の通りスピンが掛かりやすいのでグリーン上でボールを止めることが出来るからです。
さらにスピンが掛かりやすいということは、言葉を言い換えるとインテンショナルボール(わざと曲げてボールを打つテクニック)を打つこともできます。
つまり球筋のコントロールができるということです。
そんなこともあり自分のプレイスタイルに合ったボールを選ぶことがとても大切なのです。
1-3. ゴルフコースの種類と特徴
ゴルフコースには、丘陵コース、山岳コース、林間コース、シーサイドコース、河川敷コースなど、様々な種類があります。
・丘陵コース(元々の地形を生かしたゴルフコース)
・山岳コース(高低差を利用したコースデザインで、さらに崖越えや打ち上げホールなど難易度が高いゴルフコース)
・林間コース(林を切り開き平らなゴルフコース)
・シーサイドコース(海沿いにあり海から吹く強い風が難しいゴルフコース)
・河川敷コース(フラットな地形でハザードも少ないので難易度も低いゴルフコース)
それぞれに特徴が違うので戦略やクラブ選びをそのゴルフコースに合わせることがスコアを良くするには大切です。
1-4. ルールとマナーの基礎知識
ゴルファーは、自身はもちろん同伴プレイヤーやゴルフコースの使い方にも気をつけなくていけません。
そしてゴルフのマナーやルールはとても複雑で情報量も多いのでルールブックやインターネットを使いルールとマナーを学んでほしいです。
※ゴルフのルールやマナーについてはコチラの記事を読んでください↓
https://oncole.jp/knowledge/?c_id=101
https://oncole.jp/knowledge/detail.php?id=7788
2-1. グリップの正しい握り方
グリップの握り方は大きく3つの方法があります。
・オーバーラッピンググリップ
・インターロッキンググリップ
・テンフィンガーグリップ
などなどです。
結論を言ってしまうと一番オススメの握り方はオーバーラッピンググリップです。なぜなら一番多くのゴルファーが採用している握り方だからです。
どの握り方にしたら良いか迷ったらまず最初にオーバーラッピンググリップを試してみて下さい。
そして初心者ゴルファーさんや女性や手の小さい方はインターロッキンググリップがオススメです。
その理由は、左手の人差し指と右手の小指をからめて握ることにより力が弱くても、あるいは手が小さくても緩まないで握ることができるからです。
そんなこともあり初心者ゴルファーさんや女性や手の小さい方はインターロッキンググリップがオススメなのです。
さらにテンフィンガーグリップは、右へのミスが多い人、あるいは野球経験者にオススメです。
なぜならテンフィンガーグリップはアームローテーションしやすい握り方だからです。
つまりスライスやプッシュアウトなど右へミスしにくいのが特徴だからです。
さらに野球経験者にとっては、慣れ親しんでいる握り方なのでしっくりくるはずです。
そんな理由で右へのミスが多い人、野球経験者にオススメなのです。
2-2. アドレスの姿勢とボール位置
ちなみにアドレスとは構えたときの姿勢のことを言います。
アドレスで注意するポイントは6つあります。
・ボール位置
・スタンスの幅
・体の向き
・腕の伸ばし方
・膝の曲げ方
・重心の掛け方
ボール位置について7番アイアンは、スタンスの中央に置きましょう。
そして7番アイアンより短いクラブ(8番、9番、PW)は真ん中より右へ置いて下さい。
さらに7番より長いクラブ(6番、5番、ユーティリティ、フェアウェイウッド、ドライバー)は真ん中より左へ置きましょう。
じつは番手によってボール位置を変えると方向性が安定したり、弾道の高さを番手通りに整えることができます。
スタンスの幅について7番アイアンでは肩幅くらいが良いですね。
体の向きは目標線と並行にしましょう。
腕は地面に向けて肘が曲がらないように真っ直ぐ伸ばして下さい。
膝は少しだけ軽く曲げましょう。
重心は土踏まずに掛けるのが正解です。
2-3. スイングの基本的な動作
スイングには、バックスイング、ダウンスイング、フォロースルー、フィニッシュという4つのスイング動作があります。
バックスイングとは、アドレスの後、クラブを上げ始めて始めてトップポジションまでのスイング動作のことを言います。
ダウンスイングとは、トップポジションから切り返してインパクトまでのスイング動作のことです。
フォロースルーとは、インパクトのあとフィニッシュまでのスイング動作のことを言います。
くわえてスイング動作の基本的な動作は、「体重移動」「スイング軌道」「肩、骨盤の回転」「手、腕の使い方」などです。
※これについては下記の記事で詳しく解説をしています↓
https://miyashita-golf.com/archives/1984
2-4. ゴルフスイングのポイント
ゴルフスイングで重要なポイントは5つです。
順序立てて説明します。
・スイング中にバランスを崩さない
・グリップを強く握りすぎない
・ダウンスイングからインパクトで右足に体重を残さない
・腕の振りと肩、骨盤の回転を組み合わせる
・左右の腰の高さでの振り幅では両脇をしっかり閉める
この5つのポイントを意識して練習をしたりプロゴルファーのスイング動画を見てコピーすることも大切です。
くわえてストレッチ、体幹トレーニング、筋肉トレーニングなどもおこなうことでショットの方向性や飛距離アップなどの効果も期待できます。
この項目を参考にして自分に合った方法を見つけて下さいね。
3-1. ドライバーの打ち方と飛距離アップのコツ
ずばり言ってしまうとドライバーは、アッパー軌道でスイングをしましょう。その理由は、ドライバーはティーアップしたボールを打つからです。
具体的にアッパー軌道で打つには3つのことに気をつけましょう。
・右足6:左足4の体重配分
・右肩を下げて構える
・左かかと線上にボールをセットする
これにより下から上にアッパー軌道でボールを打つことができます。
ちなみにこの逆をやってしまうと天ぷらのミスショットやフェースの芯に当たっても弾道が低くなってしまい飛距離が出なくなってしまいます。
そんなこともありドライバーはアッパー軌道でスイングで打ってほしいです。
※もっと詳しくドライバーの打ち方を知りたい方はこちらの記事を読んでください↓
https://oncole.jp/column/detail.php?id=7054
3-2. アイアンショットの正しい打ち方
ずばり言ってしまうとアイアンショットはダウンブローに打つことが基本です。
その為には3つのことに気をつけましょう。
・ハンドファーストに構える
・左足へ体重移動してからダウンスイングする
・ダウンスイングでコックをほどかない
これにより上から下へダウンブローでボールが打てるようになり、
結果としてダフリやトップなどの大きなミスを予防することができます。
さらにボールの位置はアイアンの番手により変えましょう。
具体的には7番アイアンが真ん中、8番、9番、PWは真ん中より右へボールを置いてください。
5番、6番は真ん中より左へボールを置くのが基本です。
これにより方向性や弾道を安定させることができます。
※もっと詳しくアイアンの打ち方を知りたい方はこちらの記事を読んでくださいね↓
https://miyashita-golf.com/archives/1984
3-3. アプローチショットとバンカーショットの基本的なテクニック
アプローチショットの基本は3つです。
・左足体重に構える
・ボールはセンターに置く
・インサイドイン軌道でクラブを振る
他にも骨盤の回転と腕の振りを組み合わせたり、バックスイングでできたコッキングをほどかないようにしたりなどに気をつけましょう。
バンカーショットの基本は5つあります。
・左足体重でフェースを開いて構える
・ボールを左足かかと線上に置く
・ボールの5センチ手前にクラブを打ち込む
・2〜3倍の力加減で打つ
・アウトサイドイン軌道でクラブを振る
他にもコックを強く入れて、フォロースルーでフェースを返さないなど他にもありますが、大きくはこの5つを意識してバンカーショットをしましょう。
3-4. パッティングの正しいフォームとラインの読み方
パッティングの超基本は「グリップの握り方」「構え方」「ボールの位置」です。
ずばり言ってしまうとグリップの握り方の基本は逆オーバーラッピンググリップです。
その理由は約8割のプロゴルファーがこの握り方を採用しているからです。
構え方については、下半身が動かないようにしましょう。
具体的にはつま先を内側に向けて両膝を外側へ広げると下半身が完全にロックされます。
そしてボールの位置は左目の下が基本です。
これによりアッパー軌道で順回転のボールが打てるようになり芝目や傾斜の影響を受けにくいボールを打つことができます。
ラインの読み方については芝目と傾斜の見極めが重要です。
※詳しくは下記のYouTube動画で詳しく説明をしています↓
4-1. ティーショットの戦略
結論を言ってしまうと下記のことを意識してティーショットをしましょう。
・方向性を重視してスイングをするのか、多少方向性を犠牲にしても飛距離のアドバンテージを狙うのかを戦略的に考える
・風向きのチェック、バンカーや池などの位置などを考慮してドライバー以外でティーショットを打つことも戦略として考える
・スライス、フックなどの大きなミスをしない為に普段の練習で気をつけているスイング動作に気をつける
4-2. セカンドショット、サードショットの戦略
ずばり言ってしまうとその日の調子により安全に攻めるか?攻撃的に攻めるか?を決めてからショットを打ちましょう。
具体的には下記の通りです。
・その日の調子によりグリーンの真ん中に安全に乗せのるか、それとも攻撃的にピンを狙うか、あるいはあえてグリーン手前の花道にレイアップするかを戦略的に決める
・フェアウェイ、ラフ、フェアウェイバンカー、傾斜などの状況によってクラブ選択やスイングの仕方を決めてからショットをする
・グリーン周りのバンカーや池、さらにはピンの位置などのコースデザインにより安全な戦略を選ぶのか、多少のリスクをおかしながらも攻撃的な戦略を選ぶのかを決めてからショットを打つ
4-3. ショートゲームの戦略
ショートゲームの戦略はとても大切です。
その理由はスコアメイクする上で影響が大きいからです。
具体的な戦略は下記の通りです。
・アプローチショットでは「花道」「砲台」「バンカー越え」「ラフ」などの状況によって転がすアプローチショットをするのか?ボールを上げて止めるアプローチショットを打つのか?を決める
・パッティングのショートパットは、フェースの向きに注意して方向性を安定させましょう。ロングパットでは振り幅、パターを振るスピードを意識して距離感を安定させることが重要です
・バンカーショットでは基本、一発で脱出することが大切です。80台でプレイできるゴルファーになれたらピンに寄せることを意識したいですね
4-4. コースマネジメントの基本戦略
結論、本物のコースマネージメントは「コースリーディング」「ショットメイキング」「スコアマネージメント」3つです。順序立てて解説します。
・コースリーディング
コースリーディングとは、コースを見てコースのどこを狙って打つかを決めることです。
まず最初に狙う場所の候補を3つくらい決めます。
さらにその日の「風向き」「自分の調子」により狙う場所を一つに絞ります。
つまり、このホールの狙い目はココだけなどと思考を停止させないで、気象状況などを踏まえて柔軟に狙う場所を変えてほしいのです。
なんとなくスイングをしないでコースリーデイングをしてからショットを打ちましょう。
・ショットメイキング
ショットメイキングとは、狙いを決めた場所に「何番?」「どんな球筋?」でスイングをするのかを決めることを言います。
例えばティーショットだから、なんとなくドライバーではなく、あえてフェアウェイウッドを使い軽いドローボールでティーショットを打つなどです。
これがショットメイキングです。
・スコアマネージメント
スコアマネージメントは、会社で例えると予算や売り上げ目標のことです。
具体的にはラウンド前に「今日は100切りしたい!」など数値的な目標を立てることです。
しかし、ゴルフは途中で思わぬ大叩きが起きてしまったりします。
そんな場合は、会社の予算のように下方修正をしましょう。
例えば100切りが目標だった人も、途中で大叩きをしてしまったときは「100→110」に変更すると良いです。
これがスコアマネージメントです。
5-1. プレッシャーに強くなるためのメンタルトレーニング
ゴルフは、よくメンタルトレーニングが大切だと言われます。
なぜならゴルフコースからの高いプレッシャーに負けない集中力がゴルフのプレイ中に必要だからです。
具体的には自己暗示のトレーニングや瞑想、さらにイメージトレーニングなどがゴルフには有効だと言われています。
そんなこともありゴルフはメンタルトレーニングが大切なのです。
5-2. スランプ脱出のメンタルケア
スランプなど調子が悪い時にはメンタルケアをしましょう。
なぜならメンタルケアをすることでストレスが減り、より良いコンディションでゴルフをすることが出来るからです。
具体的なメンタルケア法としては、自己啓発の読書をしたりヒーリング系の音楽を聴いたり、ウォーキングやヨガ、マッサージなどのリラックス効果のあるものが有効です。
またゴルフ以外のスポーツをあえておこなうこともメンタルケアになります。
そんな理由でスランプを脱出するためにメンタルケアをしてほしいです。
5-3. ゴルフに集中するためのマインドフルネス
結論を先に言ってしまうとゴルフに集中するにはマインドフルネスが大切です。
マインドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく「この瞬間の気持ち」「今の身体状況」といった現実をあるがままに受け入れることを言います。
そしてゴルフでもマインドフルネスを実践することで、プレイ中に集中力を向上させ、高いパフォーマンスをラウンド中に発揮することができます。
具体的なマインドフルネス法は、瞑想や特殊な呼吸法を取り入れたり、ヨガなどをすることによりトレーニングができます。
普段、意識をしていない自分の呼吸に対して意識を向けることで、マインドフルネスを高めることができます。
そんな理由でゴルフに集中するためにマインドフルネスをアマチュアゴルファーさんにも実践してほしいのです。
今回は初心者、中級者ゴルファーさんが効率よくゴルフが上手くなるための「ゴルフ基本知識」「スイングの基本」「スコアをよくする方法」「ゴルフメンタル」などをお届けしました。
少し難しいと感じた方は少し時間を置いてから、もう一度記事を読んで頂けると学びが深まると思います。
ぜひ今回の記事を参考にして頂いてゴルフ上達につなげて頂きたいです。
ではまた別の記事でお会いしましょう。
Have a nice golf!
さようなら~