開催レポート

2020/02/02 (日)

【レッスン日記】9ホールラウンドレッスン(西村コーチ)@JGM笠間GC 2月2日

風の強い9ホールラウンドレッスン

こんばんは。西村圭介です。

今回は、1/30にJGM笠間ゴルフクラブで開催の9ホールラウンドレッスンをレポートします。

以下スケジュールでレッスンを実施しました。

《午前》
①ドライビングレンジでショット練習
②アプローチ練習場でアプローチ、バンカー練習

《午後》
③パッティンググリーンでパター練習
④西コースに出て9ホールラウンドレッスン

ご参加頂きました2名様のスイング分析、皆様から頂きましたレッスンのご要望(課題)について以下まとめて参ります。

ご参加頂きました皆様のスイング分析

【オンコレに初めてご参加頂きましたI様】

I様、オンコレに初めてご参加頂き、誠に有難う御座いました。

ドライバーやウッドがプッシュスライスするということで、アイアンからスイングを観させて頂きました。
ダフリやトップでボールが飛ばなかったり、出球方向が安定していませんでした。

以下アドレス等の要因から、「プル・フェード/スライス」に球筋を統一するよう指摘させて頂きました。

①アドレスで上体の軸が地面に対し垂直か少し左に傾くため、肩のラインがオープンになっている

②テイクバックで胴体と腕が同調せず右肘を引いている

③トップでオープンフェースとなっている

④インパクトで肩のラインがオープンになっている

肩のラインがオープンとなるため、インパクトの軌道がアウトサイドイン軌道が自然に振りやすいと感じます。
テイクバックで右肘が引けることも、アウトサイドイン軌道の方が気持ち良くスイングできる要因となります。

また、トップでトウが下を向きフェースがオープンとなるため、フェード/スライスボールが出やすくなります。

出球をしっかりと左に打ち出すよう、左に振っていくこと(左に向くこと)を意識して頂きました。

最下点が安定し、出球が安定しました。
何より気持ち良くスイングしていました。

次回からは、体と腕・手を同調させたスイングをテーマにしましょう。

【私のレッスンに初めてご参加頂きましたM様】

ダフリが多く、またフック系の球筋になってしまうというM様。

スイングを観させて頂くと以下が原因となっていました。

①アドレスでスタンスが広く膝を曲げすぎており、低い構えになっていました

②ボール位置を右にし、かなりのハンドファーストな構えをしていました

③インパクト時に軸が左にスライドしていました

バンカーのようにアドレスが低くダフる構えをしており、②と③でインサイドアウト軌道でボールを打っていたためフック系の球筋となっていました。

スタンスを肩幅ほど狭くし、膝の曲げ具合を少なくして頂き、また、軸のスライドを考慮しボール位置を左胸前にして頂くと、球の高さと球筋が安定しました。

また、リリースの仕方が体の回転と腕のローテーションを同時になっており、急激なスイング軌道を描いていたため、体の回転を抑えて左腕のローテーションのみを意識して頂きました。

次回からは、左脚による腰の回転を覚え、軸のスライドを軽減することをテーマにしましょう。

短い距離のアプローチの打ち方

10ヤード程の短いアプローチについてレッスンしました。

I様はフォローを大きく出そうとしてしまい、トップが出ていました。
ヘッドを地面に落としたら、腕や手の動きは終了し体(へそ)の向きを左に向けましょう。

M様はテイクバックで手を多く動かしてしまうため、テイクバックが大きくなりオーバーすることが多かったです。
始動時に手を左にフォワードプレスを入れ、その後ヘッドだけ右に動かす意識を持ちテイクバックの大きさを小さくしましょう。

もう一つ短い距離のアプローチの打ち方をレッスンしました。

《アドレス》
①フェースをかなり左に向ける(45度くらい)

②ヒールを浮かせトウのみ地面につける

③ボールに近く立ち吊るしたアドレスをする

《スイング》
①パターのストロークのように上半身のみでスイングする

この打ち方は、ある程度大きく振っても飛ばないため安心してスイングできます。

また、地面との接地面が少なく、逆目やベアグランドなど悪条件でも安定したアプローチが可能となります。

9ホールラウンドレッスンの指摘事項

後半の9ホールラウンドレッスン時の指摘事項をまとめます。

①ティーグランドの立ち位置は、狙いどころに対して対角線の位置にしましょう。

②雨の次の日のように地面がぬかるんでいる時は、大きめのクラブを使用しましょう

③花道などからの転がしのアプローチは8Iを使うと優しいです

④グリーン面が見えないような、自分より高い位置にある砲台グリーンへアプローチする際は、ピンの根元まで打つ意識を持ちましょう

⑤パターの距離感は、ピンの手前と奥に仮想ボールをイメージし、その間に止めるように打ちましょう

⑥I様は脇が空いて振り遅れることが多いです。
タオルを脇に挟んで素振りするなどして、肩と腕でできる三角形を崩れないようにしましょう

⑦M様はドライバーなどウッドを使用する際、足を肩幅までにかなり狭くし、軸の左右ぶれを減らしましょう


次回、

入念なスイング練習や様々なシチュエーションの練習をテーマにしたい方には『100切りゴルフレッスン』、
実際のラウンドでのマネジメントをテーマにしたい方には『9ホールラウンドレッスン』『18ホールラウンドレッスン』をお勧め致します。

本日はご参加頂き、誠に有難う御座いました。
またのご利用を、心よりお待ち申し上げます。

JGMゴルフクラブ赤坂スタジオではTPIゴルフフィットネスエリアを併設しています。

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身体には個人差があり、柔軟性・筋力・バランスなどは一人一人異なります。
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